竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界30年 FC専門家の情報発信。
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角川HDとドワンゴの統合をフランチャイズの視点で考える

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こんにちは。 今日のヤンキース田中投手の初完封は凄かったですね、竹村です。 これで開幕6連勝。昨年からの投球は「神がかり」以上の気がします。当たり前ですが野球は一人でやってるものではないですから。 さて、昨日発表になった、角川HDとドワンゴの経営統合。

ADOKAWAが持つアニメやゲームなどのコンテンツ(情報の内容)と、ドワンゴのインターネット技術を融合させ、消費者に娯楽や情報交換の機会を提供する。

もうひとつの記事では「グーグル、アマゾン、アップルにに挑む」「世界のコンテンツ流通プラットフォームの覇権争いに参戦」とまで見出しが躍っていますが、さすがにそこまでは未知数の未知数。 しかし、老舗の角川が  「両社の強みを持ち寄り、世界に類を見ないコンテンツのプラットフォーマー(提供者)にしていく」。 というチャレンジをすることは拍手でしょう。昨日の会見でも角川歴彦会長のドワンゴ川上会長への惚れっぷりが伝わってきました。 で、フランチャイズとは関係ない話、と思いきや、 この 「両社の強みを持ち寄り~」 という発想は、実は法人が新規事業としてフランチャイズに加盟する際には大変重要な視点なのです。 要は、法人が新規事業としてフランチャイズに参入する際には、  収益性=儲かるか という視点だけではなく、 自社の「強み」を加盟するFCの「強み」で最大化する という視点が重要、ということです。 これを一般的には「本業との相乗効果」とか「WIN-WINの関係」とか表現するケースが多いのですが、実はもっともっと「深い」ものです。 今回のケースでは「合併」ですがこれはかなり角川HDがドワンゴに「加盟する」ようなイメージですね。(もちろんドワンゴが上で角川が下という意味ではありません) 古い大きい企業が保有している資産を活かすために、新しく伸びている企業と組む。自社で新しいことを始めるより「組む」法が成功の確率が上がり、時間が圧倒的に短縮されるわけです。 ちょっとブログで書くと小難しい話になりそうなので、この後は日曜日のメルマガで。