竹村義宏のフランチャイズBlog

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阪口慶三(大垣日大監督)にみる鬼から笑の指導の変遷とは!?

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こんにちは。

 

Yahoo!カーナビ、ダウンロード数50万件を突破 - わずか9日間で←これはスゴイ、竹村です。

 

カーナビに関しては、無料のGoogle Mapsでもかなり使えて、有料のNAVITIMEなら安いカーナビより上、なんて思ってたら、Yahoo!カーナビ、が無料でVICS通信まで!!!このニュースを読んで早速使ってみましたが、かなり使いやすい。画面操作がわかりやすいです。 ググってみるとカーナビ業界は安価でシンプル、社外にも持ちだし可能な「PND(Personal Navigation Device)」で、市場の閉塞感を打破を狙う…なんて記事がありましたが、そんなの一撃で吹っ飛びますね。19800円どころか、980円でも買わないでしょう。

 

さて、昨日は夜にSkype面談が3件ありましたが、その時間まではOFFモード。 甲子園をテレビ観戦しました。 いやぁ、応援した二校、静岡高校、藤代高校とも8回にひっくり返されて逆転負け。ともに最後まで本当にいい試合でしたが残念でした…茨城県取手市からの藤代高校は、小中時代の同級生がかなり卒業している高校です。なのでfacebook投稿をチャットのように使って全国でつながり、かなり熱を入れての応援となりましたが、初回8点先取からのまさかの逆転負け。これがあるから高校野球は面白い!わけですが、やはり勝たせたかった…ですね。

 

甲子園30回出場という名将、阪口慶三監督が率いる、大垣日大は流石でしたね。初回に8点取られるという状況でも選手をノビノビやらせることができたのは、この70歳の名監督の手腕でしょう。

 

高校野球ファンなら知っている方が多いと思いますが、この阪口慶三監督の「指導方法の変遷」は面白い。 Wikipediaにもその辺詳しく書かれてますね。

阪口慶三<Wikipedia

卒業後の1967年に母校の社会科教諭および野球部監督に就任。当時は中京が愛知県の中で最も強豪校だったため、打倒中京を果たすべく“鬼の阪口”“阪口鬼三”などと恐れられる鬼監督として選手をスパルタ指導で鍛え上げ、愛知の強豪校としての伝統を守る。

 

そんな、阪口監督が「ある試合」をきっかけに自己の指導法を一大転換するわけです。

2年生左腕の山田喜久夫を擁し決勝まで進んだ東邦は、春初出場の宇和島東に敗れ、準優勝に終わる。監督の上甲正典をはじめ、笑顔を絶やさずのびのびとプレーする宇和島東ナインに対し、帰名後に見た同試合のビデオテープに映っていた阪口は鬼の形相であったという(バントを失敗した選手に対してものすごい勢いで怒ったりした)。「こんな顔をしていては選手が萎縮してしまう。」と悟った阪口は、試合中に笑顔を見せるよう努める(最初は手の平に書いた「笑」という文字を見るなどして無理矢理笑っていたらしい)などした結果、翌1989年の第61回選抜高等学校野球大会の決勝戦では元木大介、種田仁らを擁する上宮に延長10回逆転サヨナラ勝ちし、自身初の優勝を決める(サヨナラタイムリーを放った選手が打席へ向かう際に笑顔で打席へ送り出したという)。その試合後のインタビューでは「前年は、私のベンチでのマナーが悪くて優勝を逃してしまった。」と述べていた。

 

「鬼」から「笑」への転換です。 「最初は手の平に書いた「笑」という文字を見るなどして無理矢理笑っていた」読んでるコチラが笑えます。そこまでやって、「変わる」わけですね。選手たちに対し「笑え」というサインまである、という徹底ぶりで、それは昨日の大垣日大の試合ぶりをみる限り、しっかり選手たちに浸透し、どんな状況でも「笑顔」で、「白い歯をみせ」戦っていました。 それが8-0から10-12という「大逆転劇」を生むわけですから、ただの笑顔ではないわけです。 勝利監督インタビューの一言目が「涙が全身から吹き出すほど感激した」と語った老将、敵ながら天晴、ですね。

 

本日はこんなところで。