竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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「代ゼミ25校舎整理で7拠点に集約へ」のニュースはショックでもなんでもない、という話

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こんにちは。

 

小関也朱篤100平V 北島後継お家芸守るパンパシ水泳、女子バレー、どちらも日本強いですね、竹村です。

 

あんまり話題になってないようですが、「自由形リレー」であんな銀メダル、なんて普通想像できません。メドレーじゃないですよ、自由形で4人泳いでアメリカとまさにタッチの差、なんて。日本人の体格も変わりましたね。

 

さて、今朝はいくつか質問やメッセージなども頂いているこのニュース。

 代ゼミ:25校舎整理で7拠点に集約へ 少子化に伴い

 

「ついに」というか、「ようやく」ですね。よくぞ生徒も減り続けているのに今までやってきた、というところです。株式会社ではなく学校法人である、というところが大きいでしょう。 大都市に駅前に大きく立派なビルを建てて受験生を集客する、という「大規模予備校」というのは、もともと「浪人生」をターゲットにしたものです。大教室に朝から浪人生を集め1日何限か授業をする、ということをベースに考えられています。30年前は高校に通う現役生ための夜からの授業はオマケのようなものでした。

 

当時、予備校といえば「浪人生が通うもの」だったんですね。 竹村が東進ハイスクールに入社した25年前、「東進」は「駿台・代ゼミ・河合」という3大予備校に対して完全に後発でした。後発だからこそ「予備校のターゲットは今後浪人生から現役生にシフトしていく」という分析から、「現役生が通いやすい学びやすいスタイル」として「東進衛星予備校」というフランチャイズモデルをつくっていくわけです。

 

「予備校のターゲットは今後浪人生から現役生にシフトしていく」なんてことは、当時誰でもわかっていたことです。数字から分析しても、現場で肌身で感じても確実に「浪人生は減る」ことは必然でした。 そんななかで当時全国中枢都市の駅前に大規模な自社ビルを建てていく代ゼミは、 「将来浪人生が減ったらビジネスホテルにすればいい」 と経営者は考えている、と噂されていました。強ち冗談ではなかった思います。

 

なので、今回のこのニュースは、 代ゼミの講師力が低下しブランド力が落ちた、とか東進との戦いに敗れた、とかそういう理由ではなく、 単に、 時代遅れになった といことで、これは少し前にこのブログで書いた「小僧寿し倒産の危機」と一緒ですね。

 

代ゼミの今後はどうでしょう。買収した中学受験のSAPIXはブランド力・実績ともに好調に見えますが、マーケットは大きくない。先行した「東進衛星予備校」のモデルを真似る形の映像予備校「代ゼミサテライン予備校」は東進に完敗の状況、なのでかなり厳しいと思います。

 

ま、そんなことは関係ないですね。 今考えるのは、「東進衛星予備校」の次、です。 大規模「生授業」予備校 → 中規模「映像」予備校 → 「その次」 です。 「生授業」予備校の欠点をひっくり返す形で「映像」予備校が出てくる。ですから「映像」予備校の欠点をひっくり返す形で「その次」が出てくるんですね。

 

というわけで、 武田塾FC加盟募集説明会 参加申込みフォーム 9月は、  10日(水) 18:00  17日(水) 18:00  27日(土) 13:00 の3回です。