錦織!UNIQLO!で考える、「他者」と組んで仕事せよ!という話
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
テレビはどこつけても錦織、錦織、錦織!そりゃそうですよね、竹村です。
そして、これもスゴイ。
<錦織決勝進出>ウエアもラケットも売り切れ状態
UNIQLO 錦織選手着用モデル
準決勝はジョコビッチもUNIQLOですから、UNIQLO対UNIQLO(笑)。
もうスポーツメーカーはどうしたらいいんだか?という感じですが、これはUNIQLOが「機能性」を追求して新技術で新しい機能衣料を作ってきた成果ですね。その「機能」がスポーツメーカーが作るウエアより優れてる、という証でしょう。
しかし、実際錦織選手が着てる機能性ポロシャツが1280円で店頭で買えるわけですから。そりゃ完売しますね。
UNIQLOの「機能性衣料」はヒートテックの成功から始まりますが、「東レ」という大企業のもつ「技術」をUNIQLOの力で強引に動かして、「新しいもの」を生み出したところがスゴイわけです。
そのへん、このインタビューから少し伝わりますね。
「ヒートテック®」プロジェクト | 「ヒートテック®」開発者が語る①
これは「企業提携」の成功事例として語れますが、もう少し突っ込んで考えると、
これは、
「強烈に優秀な他者とつながることで全く別次元の成功領域にいく」
という事例なのです。
新旧大企業の提携がマッチした、とか、メーカーと流通の有機的提携とか言われてますが、それ以上の事例です。
「高い次元の他者」との繋がり、取り組みの重要性、です。
「他社」でも「他者」でもいいわけですが、自分が持ってないものをもつ存在と、ガッチリ組んでやる。そこからしか産まれるものがある、んですね。
「東レ」の社内でいくら「過去の成功を全て捨てろ、新しいものを創るんだ!」とやっても絶対に別次元の新しいものはできません。恐らくTOPが旗振り、全社員がその意識になってもできないでしょう。
やはりUNIQLOつまりは柳井さんのような「強烈な他者」の存在がいたからできたわけです。
少し強引ですが、「恋愛」においても自分と同じレベル、自分以下のレベルの相手といくら付き合っても、自分は変わらない=成長しませんね。
自分や自分の周りや、自分のこれまで生きてきた世界と全く違うレベル、の相手と付き合う事で、自分は「劇的に変わり」ます。
感覚的にはそれに近いですね。
身内で内輪で社内で「新しいこと」を考えるより、高いレベル、異次元の他者(社)と協業で、新しい価値を産み出すべきです。
竹村がフリーの立場にこだわって仕事をするのも、ひとつの理由はそこにあるわけです。
フランチャイズを成功させるという同じ目標を追っても、「完全な身内」ではなく、「外部」「他者」として関わるメリットを出したいわけです。
錦織選手ガンバレ!という話から、やや難しい話になりましたが、本日はこんなところで。
京都に行ってきます。