竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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LAWSONが高齢者をターゲットにFC募集!フランチャイズ・オーナーは何歳まで働けるか!?

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こんにちは。

 

ノーベル物理学賞に3人!これはサプライズですね、竹村です。 とくに中村修二の受賞は話題を呼ぶでしょう。

 ノーベル賞の中村教授、「異端のサラリーマン研究者」

 

正直、日亜化学としては中村さんに100億出してもおかしくない話だったわけですが、会社がというか「異端」を認めない日本のムラ社会がそれを許さず、裁判して和解してたった8億の和解金。勿論それに納得したわけではいので「日本のムラ社会はコリゴリ」と日本を捨てた、方です。この頭脳流出は日本という国にとっても大きな損失、でしたが、こうしてノーベル賞をとれば当たり前ですが全員が拍手喝采、ですね。「日本人」ですから。

 「科学者ほど面白い仕事はないということです。裁判なんてのはね、本当はやりたくない。私は科学者。サイエンスのフィールドで戦いたいんですよ。これは面白いということを皆さんに伝えたい。子どもにもそんな夢を持ってもらいたい。もし(裁判で)科学者という仕事がクローズアップされて、将来、科学者になりたいという子どもが増えればそれこそ本望ですよ」

 

↑↑↑これは裁判中のコメントですが、このスタンスは個人的かなり好意がもてますね。今回の受賞は本当にめでたいと思います。

 

さて、本日の朝刊では、マクドナルドの低迷の深刻ぶりが・・・

 マクドナルド営業赤字 今期、94億円 上場以来初

 

「期限切れ肉響く」とありますが、それが主要因ではないですね。ファミチキは売れてるわけですから。

品質管理システムの強化やフランチャイズ店への支援などの費用も業績を圧迫した。

 

とありますが、ここまでくるとフランチャイズ店を経営しているオーナーもかなり経営的に危険領域になってきそうです。とくにマクドナルドにはFCとしてマクドナルドだけ、を多店舗経営している、というオーナーも存在するので深刻です。 競合ハンバーガー業態や、カフェ等の類似業態からは、 マクドナルドが嫌われている原因をつぶせばお客が来る マクドナルドの逆をやればお客が来る とまで言われだしている状況下で、さて経営陣としてはどう舵を切るのか? 昨日のこの会見ではそこは見えてきませんでした。

 

最後に本日の「大磯小磯」も。

中高年の果たす責務<大磯小磯

大正期の日本にあって、渋沢栄一は「少なくとも70ぐらいまでは働かねばならぬ」と著書の「論語と算盤(そろばん)」で述べている。

 

だそうで。 当時との比較で言えば、80歳までは働け!ということですね。 この「大磯小磯」で書かれていることは大方正しい、と思いますが、ただ「70まで、80まで働かなければならない」といって働くもんではない、ですね。「日本人は勤勉なので」とありますが、その理屈では流石に無理でしょう。 70まで、80まで働く、には、 自分が好きな仕事をして楽しい ということ、に尽きますね。

 

そして、一昨日のニュースのこれはどうでしょう。

ローソン加盟店オーナーの契約年齢上限を55歳から65歳に変更

 

「55歳」でも首をひねるところですが、「65歳」。契約期間は10年ですから、「75歳」まで働け、と。 そりゃ働ける人はいると思いますが、多くの方が「健康上の問題」はかかえると思うので本部としてのリスクがあまりに高い気がします。

 

ただ、それは推測ですが、本部もそれは充分に織り込み済みの施策だとも思います。子ども、どころか孫が店を引く継ぐ、というケースもあるでしょうから。とにかく、現在コンビニ大手3社は陣取合戦とオーナーリクルートで日々是決戦。

 

なので、「そこそこ資金を持っている老年」というターゲットは出てくるのだろう、と思いますが・・・

 

本日はこんなところで。