竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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明光義塾が来期60教室増の計画を発表!個別指導塾FCは確実にレッドオーシャンの戦い

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こんにちは。

 

なんと日経平均が15000円割れ!竹村です。

 

この所でてくる経済指標は良い数字がない感じまので、消費税の予定通りの増税に向けて政府は?日銀はどう動くか?更なる追加緩和もあるか?

 

さて、明光義塾が教室増に積極的、というこのニュース。

明光ネット 今期の教室新設、2倍の60カ所に

教室数は今年8月末時点で全国で2137。来年8月にかけて、フランチャイズチェーン(FC)教室を中心に63カ所に新設する。直近2年間は年30カ所のペースで開設してきた。

 

明光義塾は小中学生の個別指導塾のパイオニアであり、教室数も2100と、トップ。故にFCに加盟して開校したくても、開校できるエリアがほとんどない、という状況が長く続いていました。ということでここ最近の新設教室は年間30程度の増、だったわけですが、それを60と倍増。 記事によれば「住宅地周辺」に積極的に出していく、とありますので駅前にしか明光が無いエリアで駅から離れた住宅地エリアでの開校をすすめる、とういうことでしょう。 決算も「9期連続の売上増」ですから、全体としては立派な数字。来期は25%増!というのは買収した元メガジーが直営として売上に貢献してくるからですか。

個別指導塾の明光ネットワークジャパンが9日発表した2014年8月期の連結決算は純利益が前の期比1%増の21億円だった。9期連続で過去最高を更新した売上高は2%増の155億円。教室数が増えて直営とフランチャイズを合わせた在籍生徒数が伸びた。15年8月期の売上高は前期比25%増の194億円、純利益は3%増の22億円と連続で最高益を見込む。

 

少し前の「代ゼミショック」報道をきっかけに、少子化による受験産業の衰退を報じる記事が目立ちましたが、小中学生を対象とする塾は、大学受験予備校の約10年前に「少子」の波をかぶるわけです。なのにこちらは、トップの明光、つづくスクールIE、ITTO等も伸びてはいないものの、大きく減らしてもいません。 これが教育ビジネス、受験ビジネスの底堅さ、ですね。何度も書きますが、代ゼミの衰退はそのやり方が時代遅れになったことによるもので、「少子化」が直接の原因ではありません。 ただ、そうは言っても「塾・予備校」という市場が今後伸びていくか?と言われればNOでしょう。やはり出来上がった市場は縮小均衡的な状態となり、その中で競争は激化します。 正直な所、  小中学生対象の個別指導塾  高校生対象の映像授業 このふたつはやはり「レッドオーシャン」的な戦い、ではあると思います。

 

ただ、「個別指導塾の次」、「映像授業の次」があると思ってます。 そこを狙っていきたいと思います。

 

本日はこんなところで。