竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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リネットのネット戦略は見事です!クリーニング屋はなくなりますね、という話

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こんにちは。

 

超はや!超ラク! iOS8「超変換」ワザ5つ←確かに「予測変換」の精度は著しく上がってます、竹村です。

 

さて、昨日UPのブログに、

正直な所、  小中学生対象の個別指導塾  高校生対象の映像授業 このふたつはやはり「レッドオーシャン」的な戦い、ではあると思います

 

と書いたら、早速、 「小中学生対象の個別指導塾がレッドーオーシャンだというなら、個別指導学院ヒーローズをオススメにするのはオカシくはないですか?」 というメッセージを頂きました。

 

少し説明不足だったようです。 「小中学生対象の個別指導塾がレッドーオーシャン」という認識は間違いないと思います。これだけ同じタイプの塾ができて、同じターゲットを奪い合っているのです。 ただ、レッドオーシャンにはレッドオーシャンの戦い方、があるわけです。 その一つが「低価格戦略」ですね。 強い価格訴求力=同じことをやっているライバルに比べ「安い」ことをアピールするというのは、レッドオーシャン下での戦いでは強いのです。

 

レッドオーシャンということは市場が成長から成熟段階になっているということであり、成熟段階においては提供されるモノ・サービスの差が小さくなっています。 だから「安い」ところが強いのです。 多くの商売は「価格戦争」になると「大手」が強いのですが、「個別学習塾」においてはそうならない、ところがポイントです。 ヒーローズの場合、低投資、低ランニングコストで、小さくやって損益分岐点を下げる、というところが成功ポイントであり、要は、少ない生徒数、少ない売上で利益が出るのです。 これはレッドオーシャン的競争下において強いのです。

 

さて、昨日は定例の経営者勉強会、でした。 バラバラな業界の経営者が集まり自分の「身の回りの近況」を報告する会です。 毎回テーマは決めておらず、何の話題で盛り上がるかわからない、というやや不思議な会ですが(笑)、昨日は、 「物販・小売りの店舗というのはどれくらい無くなるだろうか?」 という話で盛り上がりました。 巨大店舗を構えるオートバックスが、Amazonで購入したパーツの「取り付けサービス」で収益を得る、という時代ですからね。「リアル店舗」を持つ意味、というのは全く変わってしまうわけです。 かくいう竹村の今年のAmazon比率は相当のものです。

 

とくにkindleのPaperwhiteを酔っぱらって無くして,、kindleFireに変えてからの加速ぶりは自分でも異常な感じ。本からモノから映画、音楽まですべてAmazon経由(笑)。kindleFireというのはそういうタブレットなんですね。

 

話がそれましたが、とにかく「ネットによる通販」を味方にしなければ殆どの商売は成り立たなくなることは間違いないでしょう。 この話題で竹村自身の生活からトピックをあげると、宅配クリーニングのリネットです。

 

結構宣伝もしてますからご存知の方も多いと思います。 このリネット、使ってみるとその便利さというか、考えられている仕組に結構驚いています。 その価格戦略、キャンペーン等販促がネット中心に考えられており、見事です。 例えば「価格」でいえば、会員になればYシャツ150円というとかなり安い。しかし他のものはそこまで安くないし、送料なども考えると全体的に安く、はない。しかし、仕上がりが近所の安クリーニング比較で明らかに良い。でも少し高いかな、と思っているとメールで「キャンペーン」の連絡がきて、価格で訴え「使わせる」わけです。 正直、竹村家ではリネット一本、になっております。 そして、明らかにリネット以前と比較して「クリーニング代」は確実に増えており、これは実は「新市場を開拓している」ということなわけです。

 

クリーニング屋というのが衰退商売になってから久しく、宅配クリーニングというのは沢山あるわけです。ただ旧来の宅配クリーニングはネットを活用するという発想が無かったわけですね。 ここが大きなポイントです。

 

このリネットは確実に流行ると思います。 そして町のクリーニング店は・・・どんどん減っていくでしょう。 

 

本日はこんなところで。