秋元康の「みんなが行く野原に野いちごはない話」と「みんなが流行るというFCは流行らない」という話
こんにちは。
NISA「子ども版」が80万円枠、ですか、竹村です。
NISAなんて年寄りのタンス預金を少し移行するだけの制度、と思ってましたが、「子ども版」ができて、お爺ちゃん、お祖母ちゃんが孫のためにNISAを、とまでなってくると少々風向きが変わるかも、ですね。なんてったって、竹村家で大人二人→120万☓2 + 子ども3人→80万☓3 =580万まで非課税、となってくるわけですから。
さて、日経のデジタル版でHUBLOTが提供している連載コーナー、「ビジネスリーダーの視点 成功の条件」、今回の秋元康さんの回が面白いですね。 楽しくなければ続かない 面白そうなことを面白がってやろう by秋元康
ヒットを生み出したいのなら、今、目に映っているものは決して追いかけるなと秋元さんは言う。目の前にあるのは過去の結果。自分が今、好きなものを創り出すことこそが未来なのだと。
「今までいろいろな仕事をしてきましたが、そこから得たことは、みんなが行く野原には野イチゴはないということです。みんなが『あっちには何もないよ』とか『あそこは遠いよ』『向こうは蛇が出るよ』『その先には崖があるよ』とか言っている場所にこそ、みんなが知らない野イチゴがある。何かのブームがあった時にそこに群がっても、もう何もない。
この「野いちご」のたとえ話がイイですね。 みんなを追いかけてみんなが行く方向に行っても何もない、ではどの方向に行けばよいのか?というと、 それは、 自分が面白いと思ったこと、楽しいと思うこと だと。 それが、たまたま 時代とぴったり合ったり して、大ヒットにつながる、と。
なぜ「大」ヒットにつながるか?というと、 みんなが予想していたもの、見えていたものではないから ですね。 競馬で言えば◎や○なんていう印がついていない馬が来るから「大穴馬券」になるわけで、実は「大ヒット」というのは本命からは生まれません。
フランチャイズにおいて「どのフランチャイズが今後伸びるか」という質問は常にあるわけですが、これも本質的には同じ。多くの人から「伸びそうに見えている」FCは、そこからそうは伸びない、ことは多いわけです。
だから「今後の伸びるFC」とういうのは、まだ多くの人が気づいていない時期に、発見しなければならないのです。 竹村が支援するフランチャイズについて「アーリーステージ」にこだわるのは、そこが理由、ですね。
秋元さん流に言えば、みんなに気づかれていない「野いちごが小さいうち」に発見して取り組むべきなのです。沢山の野いちごがなっている、という情報が出まわる時には、もう美味しいところは食われてる、わけですね。
本日はこんなところで。