ペヤング焼きそばのゴキブリ混入問題からフランチャイズについて考える
こんにちは。
昨晩はサンタ役に徹しました。これをいつまでやるんだか、竹村です。
さて、このニュースには少し触れていおきたいと思います。
この日経の記事は結構きちんと書かれてますね。 「虫一匹から始まった」という騒動ですが、やはりTwitterで実物が公開された、ということが大きく、さらに、記事が指摘するように「担当者出向きネット上の写真の削除を要求する」という「初動のまずさ」もあるでしょう。 このニュースからいくつか考えるところがあります。 まず「ネットでのこういった炎上」は企業として起こる可能性があるもの、という認識が必要、ということです。虫一匹でこうなるわけですから。企業経営上の「リスク」的なものであるという考え方が必要な気がします。 リスクですから「備える」べきであるわけで、自分の会社ではどんな「炎上ネタ」が起こる可能性があるのか、はシミュレーションしておくべきですね。 また、今回のペヤングを見ていると、「炎上」したことにより逆に、コアなペヤングファン=ペヤンガーと呼ばれる方々が存在し、炎上の際にペヤングを守る側、につきました。大手のUFOなどとは一線を画すペヤングでなければダメ!という「商品力」がある、ことがこの事件によって広まった形です。これはネット上の炎上を逆手にとって知名度をあげる「炎上マーケティング」の類、ですね。 強烈に支持するファン、というものをつくっておく、ということが実は一番の「備え」なのかもしれません。
そしてもうひとつ考えるのは、このようなことが「フランチャイズ」で起こったら、ということですね。 ペヤングがFC本部で全国で加盟店がペヤングを売っていたら、とういうことです。 ミスタードーナツでの異物混入というのは何度かありましたし、マクドナルドとファミマでの中国産鶏肉問題も記憶に新しいところ。 加盟店全く関与しないところで本部側が何らかのミステイクが起こり、その火の粉が加盟店に振りかかる、ということ、これも「可能性・リスク」としては常にあります。 本部のミステイクなど無くても、10年以上前、ですがBSE(狂牛病問題)が起こった時、「牛肉」をメインの飲食業は大打撃をうけました。 そんな「事件」などなくても、例えば円安がこのまま進み、160円、200円!なんてことが起こったら、輸入食材を使っている外食FCはどうしたって原価が上がります。もうどこまで耐えられるか、という話です。
少し話が拡が広がってしまいましたが、そんなことを考えてしまいますね。 正直、フランチャイズ加盟店として経営していて、「何か本部の事故が起こったら」という想定は無視できないところがあります。 経営的に言えば、このリスクに対して備えるとすると業種業態の違う、複数のFC業態に加盟する、ということですね。
今週末のメルマガではそんなことを書く予定、です。
本日はこんなところで。