竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界30年 FC専門家の情報発信。
竹村義宏公式ホームページ www.fc-takemura.com



フランチャイズ展開における「採用」について考える

竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。 今日の雨は雪に変わり夜には10センチ程度の雪の予想、竹村です。 今日は、少しフライング気味で、現在企画製作中のこの画像。 これは今進めている武田塾の「山手線の中吊り広告」ですね。 いつのまにか全国51校舎。 山手線内に9校舎。 増殖中(笑)なのです。 そして、一気に校舎が増えていく、ために必ずクリアし続けなければならない課題」があります。 それは、   「採  用」 ですね。教室責任者の採用、です。 武田塾の場合、「個別指導学院ヒーローズ」などの小中学生対象個別塾と違い、加盟オーナーは教室責任者(教室長)にはならず、社員を1名採用して校舎運営するのが標準ビジネスモデル、です。実際、現状8割の校舎がこのスタイルです。 なので、校舎が1校舎増える=1名正社員を採用する、わけです。 そして「採用」というのは、なかなか難しいものです。 とくにこの2年位は景気の底上げもあり、採用環境はかなり「売り手市場」に傾いています。そんな中、ハードな勤務と分類される「飲食」などは、ギリギリまで時給を上げた募集を出しても人が来ない、中には人が集まらないので店を閉める、というようなことまで起こっているわけです。 不人気業界の代表は「飲食」ですが、もうひとつ、「規模の小さい企業」というのも当然ながら不人気です。従業員5人とか3人とかいったら小さい=零細企業と判断する人もいるわけです。これから大きくなるんですがね。 しかし普通に考えれば「会社の規模」というのは応募する側としては、大きな選択ポイントになるのは当然ですね。 なのでこれから武田塾で事業を始める、という場合の採用はなかなか厳しいわけです。 武田塾でも、ナンバーワンフランチャイジーである、株式会社CAIさんの募集広告は、応募者が集まります。 今春までに全国13校舎が開校を予定!という規模ですから。こうなるともう「大きな会社」なんですね。 これは昨年の広告です。まだ武田塾を始めて1年も経っていない時期に出されたものですが、確かに安心感があります。 勤務地がこれだけあるのは強力です。 「募集要項」の一部です。↓↓↓ 池袋・横浜・町田・柏・大宮・熊谷。首都圏でこれだけ勤務地があるとかなり「立派な会社」なのです。これが応募する側の安心感につながるわけですね。 そしてこちらは、これから1校舎目の展開が始まる武田塾の人材募集です。 コチラはまだ募集中!←武田塾田町校・目黒校募集 正直、こちらは応募者は多くありません。 CAIさんに比べれば応募数は圧倒的に少なく、応募してるのに応募条件に合わない方も多い(笑)。そしてオーナーの話を聞くと連絡すらとれない方もいるとか(泣)。 ただ、「売り手市場」の環境では、ある意味「そんなもん」と割り切らなければなりません。面接を連絡もなくすっぽかされることもありますが、「そんな人会わなくて良かった」と考えるタフさが必要です。 応募する側の勝手な論理からすればある意味仕方ないことなのです。 ただ「採用」というものは面白いもので、良い人一人を採用すればいい、のです。 そして、百人の中から選んだ一人より、三人の中から選んだ一人のほうが実はいい働きをする、ということはままある、のです。それが「採用という出会い」なのです。小さい会社の採用は「数じゃない率じゃない」のです。 竹村は25年前、新卒で東進ハイスクール(㈱ナガセ)に入社し最初にやった仕事は人事の採用でした。当時はバブル期の超売り手市場。ナガセはまだ100人程度の会社で、全く人気がなく、とくに新卒採用には本当に苦労しました。70人近く内定を出して、入社は8人(あとは辞退)、なんてこともあったのです。入社説明会を開いて前日に確認の電話をいれているのに当日誰も来ない!なんてこともありました。 小さな会社の採用は「数じゃない率じゃない」というのは、その時念じてた言葉です(笑)。 そうやって念じていると、その他大勢とは違うキラリと光る人が採れるから不思議なものです。 本日はこんなところで。