竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界30年 FC専門家の情報発信。
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「茶話本舗」藤田さんはフランチャイズショーで何を語るのか?他

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こんにちは。 昨日は午後から静岡に行ってきました、竹村です。 改めて思いますが静岡、というのはチェーン店、フランチャイズ店が本当に多い。地元の店より外からきた新しい店を好む県民性、ですね。 さて、今週月曜日からの武田塾の山手線中吊り広告。 もちろん初めての試みです。奇抜なデザインとコピーは武田塾テイスト。 これをみて各校舎に即問い合わせる!なんてことはないと思いますが、スマホで検索はかなりあると思いますね。認知度は確実に上がります。 フランチャイズの拡大期には、 校舎が続々増えていく×広告量のUP→一気に知名度をあげていく という作戦が有効です。 アチコチにできてきた・・・ということが広告の効果を一気にあげるわけです。 さて、今日の日経朝刊をみるとこんな記事が。 政府、JR北・四国に追加支援 安全対策1400億円 JR九州株売却益などで この分割後のJR各社、とくにローカル各社のその後についてを「フランチャイズ的視点」でみると面白いわけです。そのへん、JR九州の上場が決まった際のこのブログで書いてますね。 JR九州上場へ!「九州」と北海道」の差をフランチャイズ的に考える フランチャイズも取り組む人、組織によって成果には大きく差が出るわけですが、それを考えるのに良い題材です。「鉄道では儲からないローカル路線」という状況からの商売をどう考えるか?ですね。 さて、そんなことを考えながら、ふと広告欄をみると来週のフランチャイズショーの広告が! アレ、茶話本舗の藤田会長がメイン講演されるんですね??? 藤田さんといえば、「FRANJA 1月号」でインタビューに答えていたわけで。800FCを抱える業界TOPのFC本部が資金難に陥り株式を100%売却、という話、その真相ですからかなり注目のインタビューでした。 このインタビューでは「茶話本舗の拡大の失敗」について語られていて、その原因を「FC展開の誤算」という言い方をされているわけです。

加盟された初期段階から本部が加盟店を導いていかなければならないことが誤算でした。 --「茶話本舗は利益率も高くて儲かるぞ!」という評判が流れ、そこに目をつけた一部の加盟開発代行業者が言葉巧みに加盟勧誘をされていましたね。開発のやり方を間違えた、と? 残念ながらそうですね。。。

正直、なんかおかしなインタビューだと感じざるをえません。創業者である自分が社長から会長に退き、その間に急激なFC展開が進んでしまい・・・というようなトーンです。「目をつけた一部の加盟開発代行業者」も悪いやつなんでしようが、それをコントロールできない、使い続けて儲け続けたのは本部です。 FC展開をやろうと決めたのは藤田さんですし、戻って来られてからもフランチャイズは積極的に募集していたわけです。 思えば、昨年のこのフランチャイズショーでもかなりのお金をかけて広いブースにスタッフを大人数配置し、超積極募集をしていました。その時、もう業界では「茶話は危ない」みたいな噂は様々飛び交ってましたから、資金繰りのための加盟募集、であることはミエミエでした。 そんな茶話本舗の藤田会長が今回のフランチャイズショーで何を語るのか? 本日はこんなところで。