竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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さよなら東急プラザ、そして「学生寮」の効用!?

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こんにちは。

 

東急プラザ渋谷 49年の歴史に幕←感慨深いですね、竹村です。

 

なくなる、という話を聞いて先週月曜日に行ってきました。待ち合わせなどで使うことはあっても、上にいくことはもう10年以上なかった気がしましたので。

 

9Fのレストラン街は、銀座アスターとか麻布茶房とかやはりある意味風情ある店なみ。今週で閉店ということもあり、どの店も昔を懐かしむお客さんで賑わってました。 「49年」ですから竹村とほぼ同い年(笑)。

 

東急プラザ渋谷は、東京オリンピックが開かれた翌年の昭和40年に渋谷駅周辺に新たなにぎわいをつくろうと東急不動産が開発してオープンしました。当時としては珍しい事務所や店舗、老舗の飲食店などが入る複合ビルで開業当時はビルに入ろうとする大勢の人たちが行列を作りました。

 

東京オリンピックが終わり、次は大阪万国博覧会!みたいな感じで日本の景気がどんどん良くなっていく、国民みんなが豊かになっていき、ピケティも真っ青になるくらい「格差」が縮小した「高度成長」の時代の幕開けを象徴する建物だったわけですね。

 

色々な専門店が入り、上にはレストランがある、という「複合ビル」はここから始まった、と。 「商業施設や事務所が入る地上18階、地下4階の複合ビルに建て替えられ」ということ。そして渋谷駅周辺は再開発が進み「「渋谷ヒカリエ」の隣に2020年に開業する予定のビルは地上46階、地下7階建てで、高さはおよそ230メートルと周辺では最も高い建物となる」!!!まさにオリンピック景気に向けまっしぐら、ですね。

 

 

 

さて、本日の日経本紙朝刊からこの記事。フランチャイズには関係ないですが。

 

 

今こそ学生寮 若手社会人が相談相手 留学生と共同生活

 

 

 学生寮の役割が見直されている。社会人や外国人留学生らと触れ合う機会を設ける寮が相次いで誕生。学生の社会的視野を広げたり、国際感覚を磨いたりする狙いがあるという。寮生活で培われるコミュニケーション能力や協調性などに期待して、採用活動で「寮生」に熱い視線を送る企業も増えてきた。

 

 

「寮生活」には「コミュニケーション能力や協調性」だけでなく学べるものは多い、と断言します。

 

竹村も実は高校3年間は寮生活を体験しました。 社会人出てから気づいたわけですが、あの時代は明確に「人生にプラス」と言い切れる3年間でした。多情多感なあの時期に「色々なやつ」と毎日の生活を共にする、というのは後から思えば大事な体験でした。

 

何より、 人というのはそれぞれ違う ということを底の底から理解することができました。 もっと言えば「違う」とういうことの意味、です。 例えば「成績がいい」のと「頭がいい」のは違う、「頭の良さ」にも本当に様々な頭の良さがある、言葉にしてしまえばこんなことですが、こういうことがしっかりわかることが本当に大事なのです。能力と性格の関係、そして様々な「欲望」には個人差が大いにあること、などなど。

 

実は今のフランチャイズの仕事を進める上でも、この時の人間観察からの経験がベースになっています

 

「人は変わるようで変わらない」のです。「変われるようにしか変わらない」というのが正確かもしれません。 フランチャイズに向く人、向かない人がいる。 同じフランチャイズでも成功できる人と、難しい人がいる。

 

フランチャイズ選びをする上で、あるいは本部としてフランチャイズ事業を進めていく上でこのことをある程度分かっていることは重要だと思います。

 

一応、最後フランチャイズの話になったので、こんなところで。