NHK大越キャスターの「ベースの2~3メートル先をベースと思え」という話
こんにちは。
同世代のヒーロー清原頑張れ!みたいなことを書いていたら!!!、竹村です。
キングカズ 世界最年長GOAL←この男がやってくれましたっ。
「毎日、毎ゲーム、これが最後かもと思ってやっている」というコメントに痺れますね。いつまで出れるか?は自分が決められることではないですから。
さて、今日の日経本紙朝刊の池上さんの連載コラムがなかなかいいのでご紹介。
3月で降板したNHKニュースウオッチ9の大越啓介キャスターについて書かれており、大越さんのブログからの紹介をしています。 大越さんは各ニュースの後に一言加えるコメントが、時に「NHKっぽくなく」そこが人気だったと思うのですが、やはり降板についても様々な憶測はとんでます。
池上さんの記事を読むと、ご本人はキャスターという仕事を愛し、ずっと続けたかったことは間違いないようで、残念ですね。 大越さんは新潟高校から東大までずっと野球をやってきた方で、東大野球部では投手としてかなりの活躍だったようです。 なので、コメントやブログの文章でも野球の喩えは多く、自らのニュースコメントも野球の投手の配球に喩えて、「内角を攻める」ことの大切さみたいなことをかって言っていました。
確かに時にスレスレコメントが物議をかもしたこともあったようですが、そのコントロールの良さは抜群に感じました。
次に何をされるのか?期待ですね。
そんな大越さんの先輩である池上さんが「新しく踏み出す君に」と題して、ブログから紹介しています。 それが、 「目標は常に実力より高く」 これだけでは凡庸かもしれませんが、これを大越さんが「野球から学んだ」として語られるとひと味、ふた味違います。 以下池上さんのコラムから引用。
〈平凡な内野ゴロを打ってしまったとき。それでもうまくすれば内野安打になるかもしれないし、相手野手がお手玉をするかもしれません。コンマ1秒でも早くベースに到達するためにどうすればいいか。そこで口を酸っぱくして言われたのが、ベースの2~3メートル先をベースと思え、という言葉です。ベースそのものを目標にすると直前でスピードが落ちてしまうし、気持ちが勝ってヘッド・スライディングをするのも得策ではないと教わりました。 ベースがその先にあると心得ることで、スピードを落とすことなく本物のベースを駆け抜けることができるというわけです〉 この監督のアドバイスを、大越氏は自己への戒めにしてきたそうです。私は、この言葉を、若者たちに送りたいと思ったのです。
そういうことなんだ、とイメージできますね。
「目標を常に自分の実力よりも少し高くおく」ことを常に意識してやる、というのはなかなかできないこと、ですね。だから大越さんは「自らの戒め」と表現していたわけで。
起業する上でもこの感覚は大事です。
起業したら自分で目標を決め自分でそれを追っかけるわけです。
目標に達さなかったら自分で分析して自分が自分に言い訳するわけですから。自分で自分を許したらそれでオシマイ、です。 そんな中で、平凡な内野ゴロ打って「ベースの2~3メートル先をベースと思って」駆け抜けられますか?という話です。
フランチャイズ起業なら、まだ「周りとの比較」ということができます。同期だったらり、人口や市場規模が近い店と競い合う、という感覚を持つことが大事です。そういう意味から「負けず嫌い」=同じことをやったら人に敗けるのは嫌、という性格の人は単純に成功しやすい気がします。
それでも「脱サラ起業」の方に強い傾向として、黒字化して会社に勤めていた時の給料と同額程度の利益、というかキャッシュが残るようになると、一安心してしまう、というのはありますね。気持ちはわかりますが、それではいつまでたっても「経営」の域にはいきません。
おっと、そんな「低レベル」の話をしているのではありません。
大越キャスターのいうところの 「目標を常に自分の実力よりも少し高くおく」こ というのはプロフェッショナルの心得、です。 池上さんがあえて、新入社員向けにこの心得を紹介しているのは、「最初からプロフェッショナルを目指せよ」ということだと解釈します。
本日はこんなところで。
ニュースキャスター (文春新書)
健介 |
↑↑↑なぜ東大に入ったかというと東大なら選手のレベルが低くレギュラーになれる可能性が高いから!。文武両道ですが明らかに「武」が先だったわけですね。