竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界30年 FC専門家の情報発信。
竹村義宏公式ホームページ www.fc-takemura.com



「大企業からの転職の明と暗」について考える!

竹村義宏のフランチャイズBlog

こんにちは。

 

やっぱり六角精児はアヤシイやつでしたね、竹村です。

朝ドラ「まれ」の話です。。。まぁ、東京から来た経営コンサルタントなんてこんな奴が多いでしょう(笑)。この朝ドラ、起業の視点からみたらやはり希(まれ)の父、大泉洋、に注目して見ておかないと。

 

さて、本日はネットで話題になっているこの記事ついて少し。

 

 

 

ミクシィ前社長・朝倉祐介氏「いま私が22歳だったら、マッキンゼーかリクルートに行く」にホリエモンが異論

 

この朝倉祐介さんという方の経歴はスゴイですよね。上の記事だけ読めば東大からマッキンゼーからミクシィの社長に、という単なるエリート経歴に見えます、実は東大(文一)入学は進学校からではなく専門学校から、そしてその前はナント競馬騎手を目指してオーストラリアに、なんてご経歴! そんなフツーじやない経営者が「もし自分が普通の22歳で就職するなら」→マッキンゼーリクルート、だと言ったら、そこに堀江貴文さんが「起業でしょ!」と。 堀江さんは常々「大学すら行く時間が無駄だ、起業しろ!」と言ってるわけですから、当然といえば当然。 まぁ、大学に行くべきか、いや時間の無駄だから起業すべきか?までいってしまうと、あまりに尖りすぎるのでなりそうなので、大企業に就職すべきか、いや起業すべきか?について考えようか、と思っていたら、それならまずは大企業に行くメリットは?なんて考えていたら、今週の「週刊SPA!」で 「大企業を辞めた人たちの明暗」 特集が。 SPA!のこの手の記事は結構取材が丁寧でリアル感が伝わってきます。 年収1000万の三菱商事を人間関係に嫌気が差して飛び出した45歳は、年収700万まで落としても転職先が決まらないなんて「暗」な人、年収700万のパナソニックを捨てて年収550万で子どもの頃からの夢だったバス運転手で毎日充実の「明」な人。その他大企業を辞めて起業、デイトレーダー、自由人…などなど登場。

 

 

「雇用のカリスマ」とよばれるコンサル海老原嗣生氏は、ビジネスマンに求められる能力、として、

1>「営業力」など組織に関係なくモノを売れる「稼ぐ力」

2>組織で上に立てる「周囲をけん引する力」

3>ムチャぶりされた仕事を「何とかする力」

の3つの力、と分類してますがうなずける部分があります。

 

この中で「どこへ行っても通用するには「3」が意外に重要、というのも非常に納得しますね。1と2はあるけど「3」がない、という人は転職してみたら1と2のちからも発揮できない、というケースがあるので。 海老原さんは、大企業から転職して他で活躍するにはこの「何とかする力」を意識して高めておくべき、という主張。その一方で、

 

大手企業の出身者だったら、個別塾の教室長や保険の査定員などで、年収400万〜600万くたいは稼げて労働力も減ります。

 

として、ヘタに大企業に入って合わない、よりは幸せな人生では?という提案。確かにrそっちの提案にのる人のほうが多い気もします。

 

最後に、この特集のまとめとして、SPAでは人材問題のご意見番である城繁幸さんとこの頃露出度が高い気がする中川淳一郎さんの対談が。

 

 

城繁幸さんは富士通人事部を辞めて人事コンサルに、そして中川淳一郎さんは博報堂のプランナーを辞めてライター稼業に、という方。二人とも大企業退職組、ですね。 まずは城さんのこの言葉は注目。

 

本当に優秀な人は辞めた後、年収が3倍になるんですよ。

 

これを「3倍の法則」と呼んでいるそうで。確かに本当に優秀な人なら転職も「給料2倍で引きぬかれて、そこで更にいい仕事してボーナスもついて3倍!」というのはひとつの型、でしょう。そして、そういう「本当に郵趣な人」が起業したり、フリーになったりすれば、やはり「年収3倍」程度は稼ぐ、というのもナルホドと思います。 そもそも会社という組織は、稼ぐのが不得意人や、今は稼げないがこれから稼ぐ人、そして昔は稼いでたけど今は稼げない人の分の給料を、ごく一部の稼ぐ人がもたらす利益で成り立たせる、わけですから。 そして、中川さんは元大企業というのは、辞めた後も肩書で安心感を与えられる、という説を。

 

「この人こんなTシャツで短パンですけど、博報堂出身なんです!」と人に紹介されると相手の信用がなぜか高まるんです。

 

そりゃそうですよね。「なぜか」でもない。レベルの高さは示せます。これは「大企業に入った、大企業でやっていた」というレベルの高さで信用創造しているわけです。 くだらない話のようですけど、こういうのは絶対効果ある演出。使わない手はないですよね。 最後に、竹村的にみた「大企業を辞めてフランチャイズ起業したひとたちの明暗」。これをメルマガの次号で書きましょう。

 

本日はこんなところで。