「アルバイトの戦力化」の10年ひと昔、とは?
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
トンネルが多くてなかなか書きにくい…(笑)。
さて、昨日は札幌から戻った夜、月刊私塾界の取材。
武田塾の市川校、津田沼校、千葉校を運営するOオーナー。
24歳です。普通に就職すれば新卒2年目でようやく仕事も一人前!なんてところですが、大学中退して起業して3年、社員8名アルバイト70人以上を雇用する社長です。
インターンとして林社長と出会い、そこから起業の修行をして…なんて昔話から始まって90分。さまざまな話。
特に印象的だったのは、経営で一番力を入れているのが、各教室の講師である大学生アルバイトの育成と戦力化、という話。いろいろやったが一番大事なことはそこ、だそうです。
この仕事にのめり込んで、いかにいい教室を作っていくか、自主的に考えて動いてくれる大学生は多い。そんな大学生がチームになって教室を盛り上げていく雰囲気を作っていく、これが一番の成功要因だというのです。
大学生たちを完全に戦力化しているんですね。
おそらく、そこらへんの受身な姿勢の社員なんかより、ずっといい働きをしてくれる大学生がいるのだと思います。
そんな話をきくと、こんな昔を思い出します。
竹村の資料ファイルから取り出した2003年のベンチャーリンクの広告。当時こんな新聞一面広告を出してました。
「アルバイトの茶髪に経営を考えさせる」
当時、ん?「茶髪のアルバイトに」の間違いではないか?これでは鬼太郎の髪の毛がニョキッと伸びて何かを考えて出すみたいなイメージでは?なんてくだらないことを考えましたが、まあ、イイタイコトは、
茶髪のアルバイトが社員以上の仕事をする!
ということ。
言ってしまえば、時給で働く大学生が時給の何倍も付加価値のある仕事をしたのです。それも自主的に楽しく。もちろんそれはお店の売上・利益のため、というわけではなく、そうやって働くことが本人が日々の成長を感じられたから、です。
そこから10年。
今やこんな話です。
10年ひと昔、と言ってしまえばそれまでですが、とは言ってもこんな大学生アルバイトだけではなく、O社長の武田塾に集まる大学生だっているわけです。
要は働かせる側の仕組みづくり、で変わるのです。
本日はこんなところで。