クリスマスは年に一度「ケンタッキーのFCとしての強さ」について考える日!
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
<NHK紅白歌合戦出場曲にランキング1位はわずかに5曲>「懐メロ」で埋め尽くされた紅白 ←これは当たり前の話でしょ、竹村です。
「紅白歌合戦」はランキングとかを気にして普段音楽をきいているような音楽好き、が観る番組じゃないですからね。昨晩のミュージックステーションとは違うのです。普段は音楽なんか聴かない中年というか高年層が、やっぱり年末は紅白がないと年が明ける気がしない、ということで観るものです。
でも、そんな紅白が40%以上の視聴率を維持する、というのがいかにも日本という国を象徴している気もしますね。
さて、我が家は昨晩がホームXmas。
年に一度、この日だけはとケンタッキーを食べます。フランチャイズで仕事に出会い、長らく仕事をさせてもらっている身として、カーネル・サンダースに感謝、する意味で。
今から65年前に当時62歳だったこのおじさんが、各地のレストランの経営者や従業員に自分の店の看板メニューのレシピを教えて歩合をとる、という新しい商売のやり方を考え、それが今現在の「フランチャイズ」というビジネスモデルにつながってます。
Wikipediaで調べると、その前にミシンの会社やコカコーラなんかがフランチャイズの始まりだ、なんて書いてありますが、それは商売に「フランチャイズ」という言葉を使った、という意味であり、今の「フランチャイズ」というビジネスモデルとは少々違う話です。
「今のフランチャイズというビジネスモデル」=儲かる商売のやり方・コツを教えて歩合をとる、ということですね。
「他では出せない秘伝のメニューを教えて、それを目玉に繁盛するレストランをつくる」これがカーネルサンダースが教えた、「儲かる商売のやり方・コツ」です。
竹村が4歳の時、ですからそこから45年、ということです。
毎年1年ぶりに食べるといつも思いますが、なかなか不思議な食べ物、です。巷で言う「唐揚げ」とは少し違う食べものであることがミソ。
そして、そこにこそ、このケンタッキー・フライドチキンの「強さ」がある気がします。
このフランチャイズが45年長くやってこれた理由は「競争に巻き込まれない」からです。
ハンバーガーや牛丼のような競争がない。デフレ時代の低価格競争にまきこまれたりしない。それほど安くもなく、新商品がどんどん開発されるわけでもないのに、なぜか常に「ケンタッキー」というポジションがある、のです。
競合が競争をしかけなかったか?といえば必ずしもそうではありません。
しかし、それらはそれぞれ競合して「鳥の唐揚げ」という市場で競っていて、ケンタッキーというのは、それとはちょっと別のところにポジションをとっているわけです。
ケンタッキー・フライドチキンというのは、フライドチキンを名乗りながら、いわゆる「唐揚げ」とは少し別の食べ物だ、という、ここがポイントですね。
「蒸してから揚げる+オリジナルの味付け」これで、他とはちょっと違う市場を、ずっと長くとっているのです。
もっと激売れすれば、製法・レシピからマネてくる競合がいるんだと思いますが、そこまで売れてない。行列するのはXmasくらいでしょう。なので、競合他社は市場がずっと大きい「ふつうの唐揚げ」市場を狙っていくわけです。
そこがこのフランチャイズのスゴサ。毎年我が家のXmasではそんなことを考えてます。
本日はこんなところで。
こんなもの発見!(笑)
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