「フランチャイズ比較ネット」の掲載料はアントレよりも高かったのか!という話
「ジャパネットたかた」は高田明氏のテレビ出演がなくなっても大丈夫か ←大丈夫だと思いますね、竹村です。
高田明氏のセールス話法は彼の天才的話術による、いわゆる属人的なものではなく、きちんとセールスの流れが「仕組み化」されてますからね。「単なる値引き」を「どんなもんでも下取り◯万円」、「分割手数料は全てジャパネットが負担」とかで言い換える、ことから設置など個別にかかる料金などの見せ方、が秀逸。これは仕組みです。
それもこれだけ売れない「家電」を売る、買い換えさせるという分野で鍛えられてきた商売の筋肉は強い、でしょう。
実は竹村家も昨年の東芝事件の時に「在庫が逆流している今だからこの価格!」というトークに笑いながら乗せられて、冷蔵庫を買い換えました(笑)。
あまりアンテナをはっていた分野ではないこともありますが、ちょっと驚いたニュースはこれ。
親会社のサントリーとしては主力のアルコールとは関係ない業態ですから、この選択も当然あるとは思います。ただサブウェイはBlogでも何度か書いた気がしますが、米NO1チェーンをもってきたもののFCとしての業績は鳴かず飛ばずだったチェーンを、前社長である伊藤彰氏が業績向上させていましたので、サントリーとしては少なくとも「お荷物」状態ではなかったはずなので。伊藤氏はサントリーに戻ったと思いますが、その後も業績急降下なんてこともないと思うので。
売却価格が記事では「数億円」となってますが、これも謎。「数億」の解釈というのは様々ありますが、もし「二億、三億」とかなら、ちょっと残念ですね。
現FCオーナーとしては、やはり期待はイメージできず不安のほうが現段階では大きいでしょう。
そういえば、タリーズ創業者の政治家松田公太氏が新刊を出して、なかなか売れているようです。
相変わらず「魅せ方」がお上手で(笑)。
サブウェイの件で思い出したわけです。
松田さんは創業したフランチャイズチェーン「タリーズコーヒー」を、大手飲料メーカーである伊東園に売却しました。
この売却、自ら創って愛して育てたチェーンを、その当人が手放す、ということですから、当時はやはりネガティブにとらえられました。
ただ、結果的にはフランチャイズ・チェーンとしてもこの売却は、様々な意味でプラスだった、と今は判断されるでしょう。
さて、この本ですが前半分は前作 「すべては一杯のコーヒーから」 とほぼ同じことが書かれてる感。レビューではこの点について批判はありますが、まぁ「回顧録」を出し続ければそうなりますよね。
ただ今回「ベンチャー・リンク」の話がハッキリ記述されています。
ベンチャー・リンクが「まずは店を増やす」というフランチャイズ拡大理論を優先したため、FCチェーンの危機を感じ業務提携を解消した、というストーリーで、完全に登場人物としては「悪者」ですが(笑)。
ベンチャー・リンクの営業によって全国に店が拡がったことは間違いない、ただ、あのままアクセルを踏み続けていたら、今のタリーズなかった、という解釈でしょうか。
「ベンチャー・リンク」について書くことは難しいですね。
竹村も現在準備している本にベンチャー・リンクについてかなりのページを割きましたが、「本」として色々な立場の方が読むということを考えると、かなり難しいことはわかります。
メルマガなんかなら反論、批判承知でいくらでも好き放題書けますがね。
ひとつ確実に言えるのは「ベンチャー・リンクという会社が無かったら今の日本のFC業界は全然違ったものになっていただろう」ということですね。これは誰も否定しない、と思います。
さてさて、昨日は『フランチャイズ比較ネット』さんとMTGをしました。
「日本初!授業をしない塾 武田塾」のフランチャイズ加盟校募集広告の掲載の件で、本部の林社長と。
上の記事は「エコランドリー mammachiao」の広告についてですが、同時期に武田塾のでもこれに類するやりとりがアントレ編集部とあり、一旦掲載期間終了のタイミングで掲載をやめました。
竹村はアントレというかリクルートという会社の姿勢がキライなのです。これは新卒で入ったナガセ(東進ハイスクール)の人事部で採用広告のやりとりをした時からずっともっている感覚なのです。
しかし、そこから25年以上ずっとリクルートと仕事をしているんですから、スゴイ会社です。
今回も「比較ネット」さんが魅力的な提案ならば、新たにチャレンジしてみてみよう…というつもりでいましたが、流石にアントレの倍、とかの費用をかけて…とまでは思いません。
少なくとも「武田塾」についてはアントレに出せば反響がある、というのは1年半の実証されているわけで。
というとで、2月から再スタートする予定の「武田塾」、新たにFC比較ネットを使うのか、アントレnet復活か?
早々に決めたいと思います。
本日はこんなところで。