木村剛氏の「ビジネスの本質は失敗することだ」の意味を考える
CD不況について実際調べてみたら逆にコンサート売上がすごいことになってた。 ←言われていたことですが改めて数字でみると納得ですね、竹村です。
この記事を読めば、「音楽」は誰もが(お金を払って)聴く時代じゃなくなり、音楽好きというマニアが聴くものになってきており、マニアというのは高いものにお金をつかう、ということがわかりますね。
「モノ」はどんどん安くなり、ネットではできない「体験」が価値を産む。
これからのビジネスはファンから熱狂的マニアをつくる流れをつくることが大切だと思います。
AKBが「握手する」という体験のためにモノ(CD)を買わせているのもよく分かります。
さてさて、前回のメルマガで書いたように、 新しい企てをしております。そんなこともあって、昨晩はいつもより早めに外飲みを切り上げ自宅に戻り、本棚、Kindleから何冊か引っ張りだしながら思考をめぐらせてました。
グラスを傾けながら、テーマに合わせて積み上げた本を読んでいく、という「酔っぱらい速読法」ですね(笑)。
そんな中、かなり昔に読んだ、この本。
頭が良い人は親指が太い―デキるビジネスマンなら知っている10の法則
- 作者: 木村剛
- 出版社/メーカー: ナレッジフォア
- 発売日: 2007/04
- メディア: 単行本
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改めて、読み込んでしまいました。
タイトルがヘンなこの本、実は私の次女が小学校低学年だった時、学校の授業の中で「頭がいい人とはどういう人だと思いますか?」という質問に対し、「親指が太い人」と答え「お父さんの本に書いてありました」と答えた、というエピソードがあります。小学生、それも低学年の授業の中でそんな質問する先生もかなりの変わり者ですが、ウチの娘もなかなかです(笑)。
さて、
木村 剛
さんです。
竹中平蔵氏のブレーン的に活躍し世に出られた時から「悪評」はかなりある方で、ベンチャー・リンク倒産の最終的な引き金はこの木村さんの日本振興銀行の破綻、にありますので、なかなか言いづらいところもありますが…考え方としては非常に共感できる部分が多いのです。
ものすごい才能を持った方で、人並みならぬ勉強と努力もされていることが伝わります。
ただ、自ら出直しを賭けたこの人材ビジネスも最終的に警察沙汰で失敗。
木村剛再逮捕間近?A Power Now 社でビザ売買容疑?
こうなるとやはり「お天道さま」からみたらやはり、「人として」問題があるということになるのでしょう。
やはりルールブレイカー的な才能に長けている人物、というのは人格というか人柄というところが重しになっていないと「行きすぎる」のか、とは思いますね。
同じような匂いの経営者にはグットウィル創業者の折口雅夫氏や商工ファンド創業者の大島健伸氏とかがいます。
ルールブレイカー的挑戦者という意味では、SoftBankの孫さんだって同じ気質と思いますが、やはり品性というか人格・人柄が違うんだよ、といわれれば納得する部分はあります。
しかし、昨晩改めて熟読して、色々思考が上書きされました。(人格までは上書きされないよう注意しております)
世の中にないことを始めようとしているのに、いろいろ質問されたって、その時になってみないと答えられない。それがまともな質問だったらなおさらだ!