竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界25年これまで30を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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モスバーガーはフランチャイズ脱サラモデルの原型!

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こんにちは。

 

 

社会保障費急増、2025年問題 「団塊の世代」老後はお荷物? ←毎日新聞の特集記事ですが中身濃い、竹村です。

 

とくに堺屋太一さんの予測は本当に当たりそうで本当に恐ろしい(笑)。

 

団塊の世代は、サービス付き高齢者住宅に集中するでしょうね。それを福祉と称して国が援助する。東京集中がより強まり、地方は国の交付金頼りになる。地方メディアや地方大学も成り立たなくなる。中央官庁による産業と報道の支配が強まり、人間の意欲がなくなる。若年層も新しいことをやりたがらない。すでに『3Yない若者』と言われているように、欲ない、夢ない、やる気ない若者が増え、若い人の老人化が問題になる」 

 

堺屋さんの場合なぜこうなるのか、の歴史観をベースにした論拠があるので説得力があります。

 

ただ、団塊の世代がサ高住に集まるのはそれなりに幸せなんだと思いますが、全体でみれば「3Yない若者」世代から、突出した欲あり夢ありな若者が飛び出してくる、ことを期待してます。本当に。

 

 

 

さて、昨日今度YouTubeにUPするフランチャイズチャンネルの収録を何本分か録りダメました。

 

 

その中で日本のフランチャイズ文化をつくったひとつの企業として、

モスバーガー

の話をしました。話しながらこのFCはやはりスゴイな、と思った次第。

 

 

シンプルに考えてモスバーガーってスゴイFCだと思いませんか(笑)?あの手作り重視のオペレーションなのに、店にもサービスにも味にも大きなブレがない。店舗内の飾りとかをよ〜く観察すると実は手書きのPOPなんかに店の個性が出てたりするのですが、全体感として「モス」の統一感がある。

 

これができるベースに「モスism」「櫻田ism」があるのだと思います。

 

放送でも話しましたが、モスの創業は古い。1972年です。マクドナルドとほぼ同時期。フランチャイズとしてはかなりの歴史です。

 

そして、モスのスゴイところは40年前から「脱サラモデルのFC」としての道を作った、ということです。

 

実際、モスの始まり、一号店自体がサラリーマンの脱サラ起業。

 

 

証券会社に勤務していた櫻田さんが取引先のうまい話しにのっかって、部下二人まで誘って転職したらそれが失敗、その流れで脱サラし、やむなく開業したのがモスバーガー。小さな小さな店から始まってます。

 

  

その創業者の櫻田慧さんのいい記事がないか、と思ったら日経ビジネスのバックナンバーで読めました。

 

business.nikkeibp.co.jp

 

記事にはFC1号店オーナーのエピソードも書かれてます。

 

モスフードが本格的にFC加盟店の募集を開始したのは73年。同年11月、名古屋市新瑞(あらたま)にオープンしたFC1号店のオーナー、小林敏美は言う。

 「店を出したばかりのころの生活は今振り返ると、まさに壮絶そのもの。かみさんと朝7時から翌朝の3時まで店番をした。売り上げは平日で1万円、休日でも1万5000円ほど。利益はほとんど出ない。ラーメン1杯で1日を過ごすことも珍しくなかった。それでも本部の人たちはもっと頑張っているんだと思って働いた」

 FCが増えるにつれ、小林のケースと同様のドラマが全国で展開された。

 


?!?という感じでしょうか?

これが「櫻田ism」なんです。



大昔、櫻田さんの著書を読んで結構感動したことを覚えてます。

 

当時は法人の新規事業としてのFCを専門してましたから、「個人の脱サラFCというのはここまでハングリーにやらなければならないのか?と驚くとともに、ガッツ溢れる人が、まさに寝食を忘れて起業に取り組めば、サラリーマンは全くの別世界が開ける」ことに感動したのです。

 

書名を調べたら分かりました。

 

若かったらこんな商売をしてみないか 成功率93%モスバーガーの秘密

 

ですね。

 

残念ながら、今見たらAmazonの中古でも買えません(笑)。

 

 

思い出してみれば、ベンチャー・リンク時代、牛角の加盟店にはモスバーガーから起業したオーナーが多くいました。脱サラでモスバーガーに加盟して成功し、牛角に加盟したわけです。当時牛角は初期投資3000万〜5000万くらい必要でしたから、モスバーガーで成功し、お金を貯めて、銀行から融資も受けられるようになって牛角に加盟したのだと思います。


そこから牛角を何店舗も成功させて、メガフランチャイジーになった人もいますね。

モスバーガー起業で叩き込まれた「櫻田ism」が、その後の成長・発展に大いに寄与してたんだと思います。



本日はこんなところで。