竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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創業の地の枚方にTSUTAUYA百貨店「T-SITE」!増田宗昭社長の果敢な挑戦に拍手

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こんにちは。

 

“プロ経営者”でも成果示せず ベネッセ原田社長退任 ←このニュースについてはいくつか質問とかも頂いていますが、正直真相は分かりません。

進研ゼミの会員数が下げ止まらないのはある程度想定内のことで、むしろそれをカバーする新事業について内部の意見が調整できず、だと推測はしますが。

 

エリアベネッセクラスベネッセはどうするのか?教育コンソーシアム構想はどうなるのか?大企業がこれだけ発表しちゃっているわけですから、事業として発表どおり進めることは間違いないですが、原田さんがいなくなって「フランチャイズ的発想」は薄れることは間違いないでしょう。

原田さんが強引にやるんだ、それをやらせるベネッセも懐が深い!と期待してましたので個人的にはかなり残念です。

 

 

やはり、創業社長じゃないと思い切った舵切りというのはできないもんだ、と思っているとことにこのニュース。 

www.asahi.com

 

枚方」の地域的イメージに合うのか疑問、というのが一般的見方ですが、増田さんは一般ピープルとは全く別な視点で顧客ニーズをとらえている方。「顧客の声を自分の中で聞く」という名言があります。

 

増田さんについては破壊者か?創造者か?というフレーズがよく言われますが、新たな価値創造のために旧来の価値観を破壊しているわけで。成功すれば創造者、失敗すればただの破壊者、です。

 

 

この枚方における新百貨店構想は、昨年秋に放映された「NHK プロフェッショナル仕事の流儀」でその企画段階の様子が伝えられてました。

 

増田宗昭(2015年10月19日放送)プロフェッショナル 仕事の流儀

 

 みんなが理解できないけど世の中こう変わっていく、と自分が思うことを信じてやるしか無い、で、成功確率は無茶苦茶低い(笑)

 

いや〜これぞ、増田節、です。もちろん「成功確率は無茶苦茶低い(笑)」の後には、当たればデカイ、というのがあるのだと思いますが。

 

これが増田さんの哲学であり、この軸をブラさずに進められるのはやはり、創業社長だからですね。40代で衛星放送ディレクTV事業で大失敗し、莫大な借金を背負っても、成功確率の低い新しこと、を狙っていく姿勢が変わらないところが増田さんの凄さです。

 

30年前に枚方の貸レコード店から始め、レンタルビデオ業態に転換、フランチャイズの仕組みを利用して、全国にあったレンタルビデオ市場を呑み込みました。

 

現在会員数5000万人と言われる「Tポイントカード」はもともとはTSUTAYAのレンタルビデオの会員証、ですからね。その会員証の「属性という情報」というものに着目し、それとポイント加算をくっけた「ポイントカード」の仕組みをつくったのは見事。

使ってる方は単なる会員証でも、その裏に大きなデータビジネスの仕組みが動いていたわけです。

 

TSUTAYAの強さについては、過去こんな記事を書いてますね。

 

ytakemura.hatenablog.com

 

枚方にできる「新百貨店」も、一般ピープルどころか専門家が分析する先の先、をよんでの企画だと思います。

当たるのか、当てるのか?注目したいと思います。

 

 

さて、昨日は日曜日ですので、メルマガを配信しています。

週間メルマガ 新フランチャイズ発想法第328号

 

このところまた「まぐまぐ経由が届かない!」という連絡がいくつかきてますので、新規の登録はこちらから、をおすすめします。

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今週の内容目次です。

 

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1>竹村の一週間
2>今週のNEWS&お知らせ
3>今週のフランチャイズチェンネル
4>フランチャイズ加盟「成功の心理学
▼「なぜ&どうして」と「どうしたら?」の差、そして「やる」
5 >QAコーナー
▼なぜ小さなFC本部ばかり推奨されるのですか?
6 >フランチャイズ用語解説
▼【フランチャイズ<franchis>】
7 >今週の赤ペンチェック
▼大西加枝「37歳からの婚活」
8>竹村義宏物語
▼ガリバー羽鳥会長の変人力
9>編集後記
▼ヴィクトリア・マイル予想
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「赤ペンチェック」のコーナーで紹介したのは、この本。

 

37歳からの婚活 (扶桑社新書)

37歳からの婚活 (扶桑社新書)

 

 

アラサーで恋人もいないのに恋愛願望を抱いているなんて自殺行為!


 という言葉は、納得するも共感まではできない、ですね(笑)。

 

本日はこんなところで。