宅配寿司で全国制覇した「銀のさら」のFCの始まりとベンチャー・リンクの関係
蒙古タンメン中本 | 「旨辛系タンメン『荒木屋』」との関係についてのお知らせ ←FC本部を支援している立場としては考えさせられるわけで、竹村です。
こうやってモメている件ですのでもう一方の荒木氏の言い分も聞きたいところです。この情報だけであればかなり狂った人物ですが、もし元々そんな人物であれば、そもそも「のれん分け」契約はしていないはずですから。
なので、推測すれば、
1>のれん分け
→2>店の売上げ低迷
→3>不信感(本部とオーナーそれぞれ)
→4>売上げ更に低迷
→5>我慢の限界(双方)から決裂
→6>完全に敵対…
という流れなのではないか?と思います。
一言で言えば、売上げの低迷が原因でオーナーと本部の信頼剣系が完全に崩れ、それがこのような「争い」に発展してしまった、ということです。
これはフランチャイズでも頻繁に起こるケース、と考えなければなりません。
全ては「2>売上げの低迷」から始まるのです。
その状況が続くと、上がらない売上げの原因を立地や業態力、本部の指導にもっていき、本部はオーナーの店に対する取り組み姿勢の問題にもっていきます。そこから最悪の結果、がこのケースです。
さて、本日は宅配寿司のトップチェーン、『銀のさら』。
について少し書きたいと思います。たまたま、自宅にポスティングされたチラシをみたからです。
「銀のさら」を運営するのはライドオン・エクスプレス。
「ベンチャー・リンク(VL)」が支援して成功したFCのひとつで、竹村も開発にたずさわりました。もう15年以上前、2001年、2年くらいですね。
少し裏話になりますが、当時VL社がなぜこの「宅配寿司」の業態を支援したか、そこには明確な理由があるのです。それは、
宅配寿司なら店舗がいらない
からです。
正確に言えば調理する場、そしてのスペースは必要ですが、そこにお客様が来ることはないので、どこでもいい、のです。注文を受けた料理を調理するスペースと、宅配バイクを止められるスペースがあれば。
実は、当時のVL社にとって、「店舗がいらない」FC業態というのは喉から手が出るほど欲しかったのです。
なぜなら「牛角」「高田屋」「とり鉄」「ふらんす亭」「まいどおおきに食堂」など、飲食FCの成功が次々の進む陰で、FC契約はしたが出店できる店舗が見つからず、店をOPENできない企業を数多く抱えていたからです。
当時の加盟金は600万、800万という大きな金額でしたので、契約はしたが出店できない、というのは加盟した企業側からすれば大きな問題で少しずつ、それに対するクレームも出てきだした時期でした。
そこに、「次の業態は宅配業態ですので店舗を選ばずFC契約後即出店できます」というふれこみで案内したわけです。
なので、加盟開発は当初から順調に進みました。
そんな感じで始まった「銀のさら」のFC展開ですが、そこから10年したら「宅配寿司」業態としては、群を抜いた全国TOPブランドになりました。
その成功には「何が」あるのか?
「銀のさら」が全国制覇した成功ノウハウは何だったのか?
怒らない経営 銀のさらを日本一にした「すべてに感謝する」生き方 (East Press Business)
- 作者: 江見朗
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2012/05/18
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
本当に「怒らない」方だったんです(笑)。