モスバーガー創業者櫻田慧氏の「この商売は儲かりませんよ」から始まるFC面談
こんにちは。
昨日はやはりイギリスのEU離脱ネタ、がそこら中で(笑)、竹村です。
FXだ!株だ!で買った負けたの、これはもう丁半博打状態。
まぁ、経済のことなんか全くわからなくても、どちらかに賭ける、ことはできますからね。
さて、先週のフランチャイズチャンネルで、
の話をしましたが、それについてもう少し書きたいので。
今から初期投資が4000万もかかるモスバーガーに加盟しよう、という方は多くはないと思いますが、モスバーガーは日本のフランチャイズ業界をつくった、大きく貢献したFCとして、いくつも語りたいエピソードがあります。
そのひとつが「加盟開発のスタンス」ですね。
上の動画の中で、現在もモスバーガーに加盟するにはいくつもの「レポート」を提出して合格しなければならない、という話をしましたが、この加盟者を「選ぶ」というスタンスは創業時からです。
こんな本を本棚から引っ張り出しました。
創業者の櫻田慧さんの伝記、的な本。
この本の中で、初期のモスバーガーのフランチャイズ加盟募集について、当時の様子が詳しく書かれてます。
無理やりFCを拡大するのではなく「いい人に巡り会えたら、その人にやってもらおう」というのがFC開発のスタンスだった、といいます。
業界紙の記事や雑誌の広告を見て訪れた加盟希望者に、櫻田さんは、
「この仕事は儲かりませんよ」
「厳しい商売ですから、あなたには向きそうもありません」
とまずは、ネガティブな話から面談を始めたそうです。
それに続く言葉は、
「約束は絶対守りなさい。人の悪口を言ってはいけません。人のせいにしてはいけません。」
確かに、
約束を守り、人の悪口を言わず、人のせいにしない
そんなオーナーは成功すると思います。
一見、道徳のような話をしながら、実はFCで成功するマインドセットの話をしているわけです。
この最初の面談で脱落していく人が7割。
最終的に契約に至るのはほんの数パーセント。
だったそうです。
この「ほんの数%」のオーナーは「どうしてもモスバーガーをやりたい」という熱い想いをもった方々であったはずですね。
「どうしてもこの美味しいハンバーガーを自分の手でこの地方に提供したい!」この熱い想いからフランチャイズの成功は始まるのです。
この原点から始まったところにモスバーガーのFCの成功があります。
本日はこんなところで。