再現性100%のフランチャイズ?それはリスクが大きいですね
メルマガのほうにひとつご質問を頂きました。「竹村さんからみて再現性100%のフランチャイズってありますか?」 というものです。
この「再現性」という言葉、フランチャイズではあまり使いません。「ネットビジネス」でよく使われる用語ですね。 「再現性が高い」=誰が取り組んでも同じ成果が出る可能性が高い ということです。 ネットビジネスではこの「再現性が高い」というのは完全にプラスの単語として使われており、教材の宣伝ページに、「再現性100%のビジネスです!」なんて言葉がよく書かれています。
ネットビジネスというのは誰かがこのやり方で儲けた、というノウハウを教材にして販売する、というスタイルが多いので、それがウリになるのもわかります。「この人には出来ても自分には無理じゃないか?」と考えてしまうと、「ノウハウ」にお金を出すのを迷いますから。
ただ、フランチャイズで考えれば、 再現性100%のビジネス = 素晴らしいビジネス、とはいきませんね。
再現性100%、つまり、誰がやってもできる。少し前に流行った言い方でいえば、「サルでもできる」ビジネスです。 これは、感覚的にオカシイ、と思うと思います。 誰でもできて誰でも儲かるなら、皆んながやってすぐに儲からなくなるに決まってます。 フランチャイズの場合、「再現性」というより、 簡単なビジネスか、難しいビジネスか マネがしやすいか、しにくいか という視点から見るべきでしょう。
そして、「難しい」を考える時に、取り組む人によってどだけ成果が変わってくるか、ということは考えるべきだと思います。 そして、「簡単なビジネス」につきまとうリスクは常に考えるべきですね。 仕事をする上で「テンプレート」は便利ですが、ビジネスはそれで儲けられるほど甘くはありません。
本日は、池袋のフランチャイズショーに行ってきます。またご報告します。