竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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起業における「目標設定」の大切さ~「前倒し設定法」

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こんにちは。竹村です。

 

昨夜は実家で「夏祭り」があり、子ども3人を連れて行ってきました。 生ビール700円、枝豆300円とか、オメン1000円、スーパーボールすくい500円とか、目ん玉が飛び出る価格ですが、これが「縁日」。

非日常ですから。普段は100均ショップでも無駄買いしない主婦も「今日は特別!」となるのがお祭りです。

 

さて、起業に役立つ「目標設定法」のテーマですすが、本日は、 「目標前倒し設定法」 について少し詳しく。

 

まず、この設定法の最大のポイントは、 「高めの」目標を設定するのではなく、「早く」目標を達成することにチャレンジする、ことです。

 

そして、「毎日の勝負」に気持ちをもっていくことです。

 

では具体的に。 例えば前年売上が600万の飲食店の場合、 良くやるのは、これを10%UPの660万をチャレンジ目標に設定して、毎日の目標が@22万 というような設定です。 これはあまり良くありません。

良くない理由は「10%」に何の根拠も無いからです。 前半少し数字が悪ければ、すぐに、 「そもそも周りの店も前年割れの店が多いのに・・・」 というようなムードがスタッフに出てきます。

 

そこで、根拠の無い「10%UP」ではなく、 「600万を25日で達成しよう!」というチャレンジをしよう!と考えるのです。

 

600万÷25日ですから、1日あたりの売上目標は24万円です。

 

この数字を1週間7日間で、必ず「勝ち越していこう!」という目標設定するのです。

 

この、 毎日が勝負 最終週まで毎日勝負 というチャレンジを持続させることが重要なのです。 そして、「毎週の勝ち越し」が目標ですから、普通の飲食店なら週末の数字は高いので、 金・土は必ず勝てる なら、 残り5曜日のうちどこかで2勝をすればよい、となれば「勝てる」気がします。

 

そして、たとえ最初のうちはなかなか苦戦しても、 「今、店は1ヶ月の売上を25日でヤリきる、というチャレンジをしている」 ということを店長が言い続ければ、必ず「勝つ日」が増えてきます。

 

月曜に勝てれば、「これは今週は勝てる!」 月曜、火曜連勝でもすれば(週末の金土がありますから)、今週勝ったも同然なわけです。 そんな雰囲気で盛り上がる中で、ほぼ毎週の「勝ち越し」は当たり前になってくる。

 

それはつまり、 1ヶ月の売上を25日で達成する店 ということになります。 そして次月は「1ヶ月の売上を20日で達成する店」へのチャレンジです。

 

どうでしょう。こんな感じです。 イメージは伝わったよ思います。 この「目標前倒し設定法」は飲食業に代表される、「毎日売上を上げる」ビジネスには特に有効です。

 

この「考え方」ひとつで大きく変わりますので、是非試してみてください。

 

本日はここまで。

 

今夜の五輪は関塚ジャパン、ですね。実は関塚ジャパンのOコーチは同じマンションで、長男の友達のお父さんです。そんな人が五輪のテレビに映っているとなんか変な感じですが、もちろんしっかり応援します。