竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界30年 FC専門家の情報発信。
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イーホールディングス安倍社長講演~フランチャイズショー2日目

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おはようございます。 このまま三寒四温はなくそのまま「春」か?、竹村です。 フランチャイズショー、昨日は2日目。 本日のメインは、この特別セミナー。 ベテラン加盟者に聞く、 「フランチャイズ選びの基本と『これからイケる』FC分野」 です。 このセミナーはメルマガやブログの読者の方にもオススメしました。 なぜなら、 フランチャイズで成功した人」を生で見て、話が聞ける という体験はなかなかないからです。 脱サラから創業から10年で50店舗・・・みたいな話を「生」で聞く体験は大事です。 そして、こういうセミナーを聞くポイントは、 この人は俺とは違う・・・ という感覚で聞かなきこと。 他人の大きな成功を「等身大の話」として聞けるか? です。 常々書いて、話してますが、 「成功者の話」を「素直に」聞いて「行動」に移せない方 というのはフランチャイズに向いていません。 さて、前置きが長くなりましたが、まずは「基調講演」。 イー・ホールディングスの安倍康一 社長。 2002年に学習塾FC(がんばる学園)に脱サラで加盟し、 現在、 学習塾(がんばる・ITTO・みやび) 41教室 介護(茶話本舗) 13店舗 海外外食(タイ・バンコク) 5店舗 の計、60拠点、従業員数700名です。 ここまででもものスゴイ成功、に見えますが、 創業時に、 「15年計画」 をたてて、その道半ばとのこと。 安倍社長の講演を以下紹介します。 竹村の「解説」的なものはあえて入れません。 安倍社長の「生の声」として読んでください。 1)「NO1フランチャイジー戦略」。そのフランチャイズの中で業績トップになること。早く出店して早く一番になる。これはFCのメリットであり、「負けず嫌い」な自分の性格に向いていた。 2)「社会貢献度の高いビジネス」に取り組むこと。「社会貢献度」の尺度には色々解釈があるが、自分がそう思える、社員が共感できる、という視点で見る。 3)「任せきる経営」が大事。基本的に「臨店」はしない。店に行くと「チェック」することになるので。実際には「任せて任せず」。本部からのSV報告等で確認する。これもFCのメリット。プラス、「社内SNS」で高い情報共有レベルを維持することが大事。これは自分も参加する。コミュニケーションの神様になるくらいのつもりでやって、「臨店」以上の情報を得る。 4)FCのメリットは「時間を買う」こと。自分でやったら10年で50店舗なんてとても無理。そして「同志」が増えることも大きい。脱サラからの「独立」は文字通り「独り」で孤独になる。FCに入れば、本部の社長やスタッフ(同志)が味方し、共に戦ってくれる。 5)FCのデメリットは、「コストが増える」ことと「自由度が低いこと」。「コスト」とは加盟金、ロイヤルティ。周りを見てると、加盟してしばらくたつと本部への支払いに「疑問」を持つオーナーがいる。そういう考え方になる方はFCには向いてない。加盟する時点で長期的、永遠に支払うもの、と考えて加盟を決めること。「どんどん支払う、ずっと支払う」という意識が必要。 「自由度が低い」については当たり前。これをどうとるかはやはり向き不向き。クリエイティブなことをしたい人はFC加盟には向かない。 6)「本部が何もしてくれない」というような声も聞くが、これもズレている。そういう本部なら「自分から本部に色々してあげる」くらいの気概がなければダメ。 7)「何(業態)をやるか」ではなく「誰(本部社長)と「やるか?」。自分も学習塾で起業しよう、と決めたいたわけではなく、次は介護だ、と考えていたわけではない。本部社長と会って「この人となら」という感覚を大切にする。 8)「加盟=成功」ではなく「加盟→成功」。矢印は自身の取り組み。 9)脱サラの場合、大きいFCではなく小規模なFCでスタートすべき。自分も「飲食」も考えたが投資が大きすぎやめた。小さなFCで立ち上げ成功させどんどん出していく。 10)情報を集めすぎない。よく加盟前に沢山の加盟店の声を聞かせて欲しい、なんてリクエストをする方がいるが、それは間違い。一部のネガティブな加盟店の情報が入ってしまうから。それでは加盟できなくなってしまう。 11)多店舗展開は経営者の使命。ビジネスは下りのエスカレーター、と言われるが「満足=衰退」。オーナーとしては「負荷なきところに成長なし」ということを肝に銘じ突き進む。 12)複数業態=マルチ化のメリットは大きい。「テーブルの足の数」。1本を太くする、より「本数」を増やすほうが安定する。異業態でも「ノウハウミックス」がある。業態を選定していくポイントとしては現状のビジネスから見て「半島」=地続きの分野ではなく、「島」の分野を選ぶ。 13)本部との共存共栄」は本部、加盟店の「共同作業」。ノウハウもブランドも必ず「陳腐化」する。これを本部と加盟店が一体となってチェーン全体で再ブラッシュアップできるか、がポイント。それには本部と加盟店との「信頼関係」がベースであり、「圧倒的な情報開示」が必要。 14)これから「イケる」と考えている分野は3つ。教育、介護、医療。頭文字をとって「き・か・い」=機会=チャンス。 ・・・ 如何でしょうか。 50分間の講演でしたが、どこか重要なポイントということではなく、安倍社長が話された、ほぼ全体を紹介させていただきました。 そのくらい内容の濃い、素晴らしい内容でした。 昨日出た有料1万円セミナーの100倍素晴らしい内容(笑)。 竹村がこのブログで何度も書いている、 「成功するマインド」 「成功する考え方」 の見本、お手本です。 これからFCを検討しようという方、とくに脱サラ起業の方には是非、上の内容の部分をプリントアウトして何度も読んで欲しい、と思います。 そして、セミナーは10分の休憩のあと、 安倍社長も加わり、3名のFC成功オーナーによるパネルディスカッションへ。 セントリングスの青木社長は竹村の「動画講座」第2回でも紹介させていただきましたが、ベンチャー・リンク時代「牛角のTOP加盟店」としてお世話になりました。 そして、ワンズネットワークの島社長は、伝説のガリバー東習志野店のオーナー。ガリバーはベンチャー・リンクが提携してガソリンスタンドを中心に加盟店開発をする前には、島さんのような「脱サラオーナー」も加盟できたのです。 そして、島さんは初期のガリバー加盟店として、圧倒的な実績をあげて「伝説」となっていた方です。 で、この3名で、 「これから『イケる』フランチャイズ分野」 についてのディスカッションがありました。 内容については、別途紹介したいと思います。 本日はこんなところで。 フランチャイズショー3日目行ってきます。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
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