竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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フランチャイズ成功に必要な「頭の良さ」とは!?~因数分解は仕事に役立つか?

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おはようございます。 今日の東京は最高気温9度!冬に逆戻り?、竹村です。 さて、昨日は 今の時代において「学歴」がどの程度大事か? ということについて書きました。 本日はその続き、です。 昨日、前提として「学歴」と「頭の良さ」は分けて考える、 としましたので、 本日は、後半、 今の時代において「頭のよさ」はどの程度大事か? ということです。 最終的には、 ビジネス、とくにフランチャイズを成功させる上で必要な「頭の良さ」とは何のか? ということを結論づけたいと思います。 まずは、 「頭の良さ」とは何のなのか? ということがあります。 「頭の良さ」=学校の勉強ができること ではない、ということはよく言われます。 ただ、これは、そういう「一面」もある、ということで、やはり、とくに小学校・中学校時代に身につける「基礎学力は大事です。 いちばんよく言われる、 「数学なんて社会に出たら何の役にもたない」 という見解は、やはり極論、暴論の類、だと思います。 少なくとも、ホワイトカラーとしてそこそこの「質の高い」仕事を求められれば、 「数学的思考力」 は必ず求められます。 ですから、「数学なんて社会に出たら何の役にもたない」と思っているのは、頭を使わない仕事、をしているか、あるいは自分でも意識しないところで数学的思考を使っているかのどちらかです。 例えば「因数分解」なんて、実生活では全く役立たない、と思っている方も多いですが、 様々な物事の「共通項」を見つけて、「カッコ」でくくると、簡単に大切なことが見えてくる、ということは理解できると思います。これを意識的にやるのが「因数分解」です。 因数というのはつまりは「factor」であり、因数分解とはつまりは 「factorization」ですから。 この「因数分解」についてはよくビートたけしさんが話をしますね。

「映画は因数分解を使う。共通したシーンをこうやってまとめる。     ab+ac+ad=a(b+c+d) ・・・(1)  見た人は無意識のうちに展開してあらすじを理解する。」

池上彰さんもこう言っています。

「ニュース解説では、わかりやすく説明するために共通項を見つけ出し、それでくくるとわかりやすくなる。つまり因数分解と同じ。     ab+ac+de=a(b+c)+de ・・・(2) 」

どうでしょう。 他にも、「関数」と「代入」なんて考え方は、 「次に流行る商売は何だろう?」 なんてことを考えてる人は必ず使っているはずです。 そして、こういうブログなどで「文章」を書く、あるいはプレゼンでわかりやすく話をする、となればそのベースには「幾何」における「証明」の考え方は必要です。もう少し「論理的な文章を書け」と言っても、そこがわかってなければ、修正できないのです。 こういう形で、「数学的思考」というのは仕事をしていく上では、かなり重要なのです。 ただ、少し補足すると、「社会に出て役立つ」という意味が少し取り違えられている、というところがあるのかもしれません。 竹村も、就職して初めて、 「1万×1万=1億」 ということを教わりました。 東進ハイスクールの理事長から直々。 「全くワセダまで出て、こんなことひとつ知らんのか!」 という言葉を添えて。 確かに、これひとつ覚えておけば、   3000円の商品が10万個売れれば売上はいくらか? なんていうのが、2秒で答えられます。 これはその後のビジネスで何千回、と使ってます。 ホントに役立つのです。 しかしこういうことは、学校では教えてくれない。 少なくとも 「これひとつ覚えておけば数字に強いと評価されるよ!」 なんてことは教えません。 こういうのは、確かに「社会に出てから」覚えていくのでしょう。 ただ、こういう「テクニック」「ワザ」的なものはいつでも覚えて即使えますが、その前に小中学校で勉強する「数学的思考」はやはり大事、という話です。 もちろん、高校すら出てないよ、という社長もいます。ただそういう方も「数字には滅茶苦茶強い」という方が多い。いわゆる「叩きあげ」社長ですが、こういう方はその「実業」の中で、数学的思考力を磨いてきたのです。 「僕は高校ちゃんといってないんで、数字にはからっきし弱くて…」 なんて社長には今まで出会ったことはありません。 ということで、数学を例にとって解説しましたが、やはり仕事をしていく上でのベースとして、「基礎学力」は必要、だと思います。 ただし、ここが重要ですが、 この学校で習う勉強=基礎学力は、 「実践につながる頭の良さ」の要素の恐らく、 1/3程度でしょう。 ピラミッド図形で書けば、一番下のベース部分かもしれませんが、これだけでは全く使えません。いい仕事をする、お金を稼ぐ「武器」にはならないのです。 では、あと2つの要素はなんでしょう? それは、「応用力」と、「学習し続ける力」の2つです。 またまた、長くなりすぎましたので、明日につづく、にしたいと思います。 ポイントは、   暗記から応用へ   勉強から学習へ の2つです。 では本日はこんなところで、また明日。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
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(2008/09/01)
細野 真宏

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