竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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スクールIE(拓人)が参加する「Tカード」の戦略とは?

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おはようございます。 日経平均はついに15000円を突破!野田さんが「解散やります」と吠えて、政権交代が決まったタイミングから「7割」の上昇は驚くばかり、竹村です。 先日出席した経営者の集まりでは、「衆参同日選挙」の可能性が高い、という話を聞きましたが、いずれにしても自民党がどこまで勝つか、だけが興味でしょう。 橋下さんの今回の発言も、そのベースには「何を言ってもやっても自民圧勝」という心理があるのではないでしょか?「本当」のところはともかく、ああいう発言したら(もちろん一部だけが切り取られ独り歩きし)、選挙には大きく不利であることはわかっているはず。そういう意味でつい口に出てしまったという類の「失言」ではないと思います。 昨日は時間がなくこのブログがやや中途半端になってしまいました。 昨日のブログ ↓↓↓ 拓人がTカードに参加、明光は最高益! ということで、本日きちんと補足したいと思います。 まずは、 個別指導塾の拓人、「Tポイント」導入 こちらですが、 昨日「Tポイントカードの情報量はスゴイ」と書きましたが、それは次のような意味です。 このカードはもともと、ビデオレンタルのTSUTAYAのカードです。まずはこの情報量だけでもかなりスゴイわけです。TSUTAYAでビデオを借りたことがない、という人は珍しいと思いますから。生年月日を聞いてますからキチンと個人を特定できます。 で、その「量」だけではなく「質」の部分からみてもスゴイわけです。どんな映画が好きで、どんな音楽が好きだ、というのはかなり個人のパーソナルに関する重要情報ですから。 そして、そこに、2007年にファミマがくっつくわけです。 「ファミマTカード」が誕生したわけですね。 で、この時ファミマがとった戦略がなかなかエグイもので、「審査のかなりユルイ、リボルビングカード」として普通ならカードなんかつくらない層を、作れない層まで巻き込んで普及させました。 限度額の低いクレジットカードを、年収の低い層に普及させた、わけです。 アルバイト収入すら定期的にはないような大学生とかも作れましたから。 そしてこの「クレジットカード」の個人情報というのは大変なものなのです。「信用情報」がわかる、とかそういう話だけでなく、何を買ったかわかるわけですから。 ということで、映画音楽の趣味嗜好から、コンビニで何を買ったか?という情報まですべて吸収しているのが、「Tカード」なんですね。 当然ながら、その情報を「マーケティング」に利用しよう、という発想は出てくるでしょう。 そこに今度、スクールIEを運営する「拓人」が入ることで、 「塾での学習状況」 というような個人情報までインプットされていく… わけです。 「宿題はまじめにやってくるタイプだった」とかいう情報でしょうか… 今のところの発表では、そのサービス、運用方法は未決定の部分は多く、正直サービスとしてうまく活用されるのか?は未知数ですが、全国の学習塾が続々と「Tカード」に参入なんてことがあるのか?まで含めてウォッチしたいと思います。 しかし、こう考えてみると 「ポイントカード」というものは、ある面恐ろしいもの です。 消費者としては、「割引券」と似たような感覚で使っている方も多いですが、「Tカード」のようなクレジット機能のついたもの、POSと連動しているものを使う、ということは「割引の対価」として、こういう消費をしましたという「個人情報」を提供しているわけです。 情報の「共同利用」と書いてありますからね。 色々な加盟店からの情報が蓄積され続ければ、「ライフスタイル」が漏れる、というか分析できるでしょう。 そういう意味では「ネット」での購入、クリックも同じですね。 はじめてAmazonで「この商品を買った方はこちらの商品も」というやり方を目にした時には、少し「やられた」と思いましたが、そういうマーケティング、セールス、広告手法はどんどん進化しています。 facebookの広告に、「早稲田大学を卒業され現在独立されている方に年収1000万円のポストをご紹介!」なんて広告が先日あってビックリしました。 ただよく考えて見れば、そんなのfacebookで公開している最低限の情報ですからね。 「早稲田大学を卒業され、お酒と松田聖子がお好きな貴方に是非会いたい!と言っている企業があります!」なんて広告くらい充分ありえますね。 ただキモチワルイ、という方もいると思いますが、個人的には「面白い」の域ですね。 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
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