「あまちゃん」きっかけに「3.11」をもう一度思い出す
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
関東大震災から90年、もう100歳の人しか「体験」を語れないんですね…、竹村です。
本日は「あまちゃん」が、ついに「3.11」を迎えました。
東京でもかって経験したことのない揺れだったこと、しかしそれでも「その後に起こる惨事」はリアルに予想できなかったこと。東北を襲う津波の映像が徐々にテレビで放映され出しても「何が起こってるのかわからない」という状況だったこと。
人間というのは「見たことも考えたこともないこと」はきちんと理解できない、のです。
そんな「細部」がきちんとドラマに表現されていました。
たった2年半前のことです。
竹村の住む新浦安地域もあの震災では大きな被害をうけました。
津波のような命に関わる被害ではありませんが、翌日の12日に自宅へ戻って仰天しました。
「液状化」という被害ですね。
自宅から一番近いセブン-イレブンは店が砂で埋まりました。(右上)
公衆電話が膝丈くらいになってます(左上)ので1Mくらい埋まったのです。
そして全国的にも有名になった飛び出したマンホール。(右下)
あちこちでオブジェのように飛び出しました。
埋まったり飛び出したり、要は地盤が、地面がグニャグニャになったわけです。
そして、生活として困ったのは「断水」。
マンションによっては1か月以上の断水となりました。
「断水」で困るのは、飲み水ではありません。
下水と風呂、です。
トイレ1回流すのにどれだけの水が必要か、流すことの出来ない水洗トイレとはどれだけ不快なものか?そして、入りたいのに風呂に入れないというのはこれまたどれだけ不快か?これが経験してみないと実感できないのです。
ちなみに「阪神大震災」の時も全く同じ事が言われました。とにかく困るのは水、飲水じゃない水、だと。ただなかなかそういう大事なことは共有されないので、全国からペットボトルが送られてきたりするわけです。
さて、この大震災からの教訓というのは、
1>大地震、それに関連した災害はいつか必ず起こる
2>しかしビジネスは続く
ということです。
1>に関しては、日本列島は地震プレートの上に乗っかっている国なわけで、必ず起こるのです。これは沖縄に台風がきやすい、のと同じでどうすることもできません。このリスクを回避するには日本を出て行くしかありません。
ただ、一方で大災害が起こっても「命」さえあれば、その後何とかなるのです。
それが2>の確信につながります。
原発事故による汚染の影響をうけた一部を除き、ほとんどのビジネス、商売も復活できる、という確信です。
正直、竹村も正直大震災後は、これで「起業」をする人は激減するのではないか?一寸先が闇では誰もフランチャイズ加盟なんてリスクをとらないのではないか?等、少々不安になったことも事実です。
そうなったら竹村の商売は「あがったり」です。家族5人が露頭に迷います。
ただ震災後、ものの1週間で「そんなことはない」と確信できました。ブログやSNS等でつながっている方々とのやりとりや、サイトの検索状況、アクセス数などから「前向き」なパワーを至るところで感じられたのです。
地震があったので起業をやめました、なんて方は、ほとんどいなかったのです。
どんな災害が起ころうとも、人間がいれば商売=経済活動がおこなわれるのです。
これが肌身にしみてわかったことは大きかったですね。
今日は「3.11」を思いだしてみました。
ちなみに、液状化の被害が激しかった新浦安駅前は現在もこのとおりクレーン車が入って工事中。
段差だらけの道もアチコチ工事中です。
しかし、そんな程度の不便さで文句を言ってはいけませんね。ビジネスを邪魔するわけじゃないですし。
本日はこんなところで。