竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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「細川・小泉連合の瞬殺」から学ぶ「いけそうな話に注意!」ということ

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こんにちは。 ソチの上村愛子さんの4位はどうにも納得いきませんなぁ、竹村です。 タイムやゴール勝負ではなくて「審判員」というものの判断が入る競技はやはりストレスが貯まります。あと今回もそれが影響しているらしいですが微妙な「ルール変更」「採点基準」の変更ですね。メダル候補、トップクラスは本当の微差で競っているわけで、小さな変更でも大きく影響する気が。 アスリートはその中での勝負、なので仕方ないですが。 上村さんに関しては、五輪順位が7→6→5→4位ときて今回は「3.5位」であることは間違いないですね。 ソチと合わせて昨日のニュースは都知事選。 予想を大きく上回る舛添さんの圧勝、でした。 無党派層も舛添さんがTOPですから、やはり世の中はまだまだアベノミクス自民党主導による景気対策に大いに期待している、という事です。 今回やはり「細川・小泉」の元総理連合は、あまりに弱かった感じ。新聞の見出しでは「瞬殺」なんて言葉も。 少々不思議に思うのは1年前なら、世論は「反原発」という意見が確実に多かった、と思います。それが1年で随分変わった感じ。都知事選に原発ゼロは論点がズレている、といえばその通りですが、あれだけ人気があった小泉さんが旗振ったわけですから、もう少し接戦になっても、と思います。瞬殺は無いでしょう。 ただ、今回都内で舛添陣営VS細川・小泉陣営の戦いを都内で何度か見る機会がありましたが、正直この都知事選への「取り組み姿勢」が違う。はっきり言って、とくに細川元首相はヨレヨレな感じでした。演説もヘタ、気持ちも入ってない感が伝わってきて、あれでは演説すればするほど逆効果、だったのかも知れません。見た目は齢より若く元気そうでしたが、中身はもう完全な隠居老人だったんでしょう。もともと政治家的な「エネルギッシュさ」は無い方ですし。 そんな「都知事選」から何を学ぶか、といえばやはり、 「コンセプト」だけでは全くダメ ということです。 なし崩し的に原発推進を進めていく今の政権に対して、その中にいた大人物(小泉さん)が、それは違うんだ!と言い切る流れは説得力はあります。 ただ、そこからの選挙戦の取り組みが全くを持って力が入ってないものでした。 それは「反原発」というコンセプトだけでそこそこ取れるだろう、という甘さでしょう。 これは、実はビジネスでも似たようなことがあります。 ビジネスモデルのコンセプトが良ければ良いほど、上手くいく、売れる「気になる」んですね。 ただ、 「売れそう」なのと「売れる」のは違う、 評判がいい、話していい話になるのと、クロージングできるのは違う、 んですね。 今回の都知事選で言えば「反原発」というコンセプトは強力なので、それだけで1/3は取れるだろう、それを人気のあった元首相二人でやれば…みたいな感覚です。 こんな感じで失敗するビジネスを沢山みてきました。 とくに起業に関して言えば「人脈」から持ち込まれる、「いい話、面白い話、いけそうな話」に注意!ですね。そういう話が人脈から「チャンス」として持ち込まれるから注意、なのです。 これによる失敗例は本当に数多く見てきました。 考えてみれば、今回の細川さんなんて、完全に「のせられた」わけです。 そんなことにならないように。 本日はこんなところで。