竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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起業支援の施策は難しいことを考えずに!

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こんにちは。 今週も始まりました、竹村です。 今朝5時の浦安の気温は6度!冬に逆戻りかと思いましたが10時現在で13度!天気予報通り、ですね。 昨日の日経の記事から。 起業支援に死角は 成長段階、マネー不足 「起業支援」という意味では少々ボンヤリした記事ですが、

「創業したばかりの企業が『バンカブル』の状態になるまで支える資本支援が、日本には足りない」と指摘する。「バンカブル」とは、企業が自力で銀行借り入れなどの資金調達ができるような状態を指す。

というところは正しいです。 ただ、それを「銀行」に求めても無理ですね。少なくとも日本の銀行に。 なので、その起業時点の融資としては「政策金融公庫」「保証協会の紐付き融資」の二本立て、です。 この二つ以外借りてはダメですし、実質借りられません。この2つの「公的融資」の正しい使い方をもっとPRすべきでしょう。 起業支援の施策としては、あまり難しいことは考えずに、この二つの融資目標額を大きくすることだと思います。 あとは、このBlogでは何度か書いてますが、消費税が8%に上がったので、「売上の2年分☓8%」特をする(利益への上乗せになる)のと同じこと、なんかももっとPRすべき。 これも以前、かなりしっかりBlogに書きました。 消費税UP駆け込み需要で考える、起業と消費税の重要な話 この件を「ああ、知ってますよ会社設立から2年間消費税払わなくていいんですよね。でも売上1000万まで、ですよね」なんて完全な勘違い認識をされている方が多く、そこからお金をドブに捨ててるようなケースもある。 もったいない話です。 「成長戦略」での目標値は  「開業率」の上昇 にあるはずです。 しかし、この記事書いてあるような、「赤字でも株式上場できる時代になりました!」なんてことをPRしても「起業数」「開業率」とも増えないでしょう。 いかにして「会社に勤めず小さな商売を始める人」を沢山つくるか? そこを考え、支援策を創出して欲しいと思います。 本日はこんなところで。