ファミマ&マック「中国期限切れ鶏肉問題」 をフランチャイズの視点で考える
こんにちは。
ブログの更新が少し滞り気味で申し訳ありません、竹村です。
沖縄旅行から、新しい案件の企画、アンド武田塾が9月開校に向けて続々契約ラッシュ、等など立てこんでますが、ブログやメルマガはちゃんと書いてUPしていきますので、よろしくお願いします。
さて、このところのニュースとして、コチラ。
「中国期限切れ鶏肉問題」 マックやファミマが「だまされた」では済まない 3つのポイント
ファミマが発表しているだけで「7月に124万個販売」ということですから、確かに「騙された・裏切られた」という謝罪では済まない、という言い方はわかります。 しかし、今回単純に思うのは、 今回のテレビ報道が無ければ、この工場の作るナゲットを普通に食べていた ということですね。 毒入り餃子の時のような「薬物」ではなく、青カビ程度だと食べて即食中毒、みたいな話ではないので、逆にこのレベルののものをかなり口にしている可能性はあると思います。 「
上海福喜食品」はHACCPを取得している大手企業なわけですが、そんなものは「あてにならない」というのが今回のひとつの教訓ですね。日本でHACCPを取得するのはそれなりに大変な基準を満たさねばならないわけですが、海を超えれば違う。国際基準のはずなんですが…
重要な事は、報道解説の中で指摘されていますが、 食のグローバル化が進めば、それに伴うリスクもグローバル化する ということです。 もちろん、その「グローバル化」によってナゲットが安く食べられているという、恩恵も大いにあります。 「グローバル化」による恩恵とリスク、この関係は、今の時代に生きる以上常に意識し、付き合っていかねばなりません。 さて、今回の「中国期限切れ鶏肉問題」 のフランチャイズ的な意味、です。
まず、これによってマクドナルドやファミリーマートの売上、業績が大打撃を受けるか、というとそこまでの事はないでしょう。怒りの矛先は「中国企業」ですし、むしろ別のチェーンも「ここは大丈夫か?」という目をむけられる、という感じです。不買運動なんて無いでしょうし、イメージダウンも極小でしょう。
ただ、フランチャイズ本部としては「今回の件は自分のところでいつ起こっても不思議でない事件、もし起こったら…」と捉えて、襟を正して仕入れ業者、取引業者の選択はしていかなければなりませんね。
やはり「同じ看板を掲げて商売をするリスク」ということについても、メリットとデメリットがあるわけですが、そのデメリットの中でこういう問題は「想定」されます。 うちの店はキチンと商売してるのに、本部の過失、あるいは他の加盟店の過失が自分のところに振りかかる、ということです。 本部としてはなかなか難しいですが、重大な責任をもって業者選択にあたること、その姿勢を貫くことでしょう。「姿勢」の問題です。それでリスクがゼロになるわけではないですが、そのような姿勢で経営していれば、たとえ起こっても、経営への影響は少ないはずです。
本日はこんなところで。