日能研「ヘンのススメ」広告は秀逸!、朝ドラ「マッサン」のベンチャー精神どちらも拍手!
こんにちは。
急激に寒くなりマフラーを引っ張りだしました、竹村です。
この日能研のメッセージ広告はいいですね。 日能研といえば中学受験問題を紹介する「シカクいアタマをマルくする」、の電車内広告で知られていますが、「受験ビジネスを」をひとつのポリシーをもってやっているところに好感が持てます。リンクしたサイトはたまに竹村も覗くのですが、ユニークな中学受験問題の解答、解説だけではなく、その学校に「出題意図」までヒアリングし掲載しているのが面白いですね。
で、このメッセージ広告、 「ヘン」。だから最先端。
「当たり前」を壊す-。大人になるとそれはカンタンなことではないかもしれなせんね。「当たり前」でないと、それはときには突発に、奇抜に、「ヘン」に映る。「ヘンじゃない?」まわりと違う不安。 <中略> 「当たり前」を壊す必然に迫られるいま-「ヘンという最先端」は、世の中を大きく変える、次の時代をつくっていく“宝物”のようなものです。
文句なくイイですね。
これを受験産業のトップ企業である日能研が発するところがまた素晴らしいわけです。 「受験」というのは出された問題に対して素早く正確に解答していく力が試されます。そうなれば当然どんな問題が出そうか「傾向」を分析し、頻出問題の解答パターンを「覚える」という訓練が有効です。 しかしながら「その力」、だけでは通用しなくなってきているわけです。 「出された問題を早く正確に解く」、これは「当たり前」の世界の中で上に行く能力、なわけです。 それはそれで大切な能力なのですが、そういうことはオチャノコサイサイで片付けて、「当たり前」の上、をいくことを目指せ!ということを教育は伝えるべきだと思います。 この広告にはそういうメッセージがありますね。
朝ドラのマッサンが面白いです。 堤真一演じる鴨居欣次郎はSUNTORY創業者の鳥井信治郎がモデルなわけですが、改めてドラマとして観ると、この鳥井さん(ひっくり返して「さん・とりい」)という人物に惹かれます。
今日も良いフレーズがありましたね。 「世の中をビックリさせる、そして流行りをつくる」 一貫してこの姿勢です。 ワインの味、中身、ではなくて常に、「世の中にひろめる」ことを先に考えているわけです。 時代が変わった、わけではなく、世の中というのはいつの時代も「少数の新しい考えを持った者」が、「アッ」と言わせて、いつの間にか「その他大勢」を引っ張っていきます。
これからの時代はベンチャースピリットが必要、ということではなくて、昔から「新しいこと」がそれまでの「当たり前」をひっくり返してきたわけです。 もう一度、日能研の広告のフレーズを…
「当たり前」でないと、それはときには突発に、奇抜に、「ヘン」に映る。
そういう「ヘン」に賭けてみたいですね。 フランチャイズ、というのはそういう「ヘンという新しい価値」を、全国に一気に拡げる最高の手段なのです。
本日はこんなところで。