竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界30年 FC専門家の情報発信。
竹村義宏公式ホームページ www.fc-takemura.com



大物外人ラルフ・アルバレス氏とモンテローザの「山内農場」について

竹村義宏のフランチャイズBlog
こんばんは。 本日は少しブログのUPが遅くなりました、竹村です。 ボストンマラソンの爆発はやはり「テロ」だったんですね。 「民族問題」というのは本当に難しいですね。 さて、これは昨日の日経からですが、この方は注目しています。 1月にすかいらーく会長に就任した、 元米国マクドナルド社長の経歴を持つ、 ラルフ・アルバレス です。 出身はキューバで、米国に亡命し、 バーガーキングウェンディーズ の幹部を経て、マクドナルド社長へ、 といういかにも「アメリカ」らしい経歴の持ち主。 けっこう「現場主義」の「叩き上げ」な感じです。 「打った手の反応がすぐわかるのが、レストラン業の醍醐味」 と鼻息も荒く、 ファミレスについて、 「成熟産業だが衰退産業じゃない。」 「消費者の変化に順応できれば成長できる」 と言い切ってます。 今ファミレスをこう言い切れる「日本人」はなかなかいないでしょう。 「ファンド」スカウトした形での今回の就任ですので、当然がら  極めて短期間での成果 が求められるはず、です。 「大物外人」の成果やいかに、です。 あと、外食にふれたついでに、この記事も。 外食、そっくり店舗増殖中 客の戸惑いと満足度 APカンパニーの新興の外食チェーンとして注目を浴びる「塚田農場」を、 モンテローザがそのまま真似して「山内農場」という名前で展開している、という話。

店舗数を見てみよう。2007年8月に1号店を開いたエー・ピーカンパニーの塚田農場はただいま60店(海外には別にシンガポールに1店ある。  かたや、山内農場は昨年8月に出店をはじめたところ、1年足らずで塚田農場の店舗数を抜き去ってしまった。

これが「モンテローザ」流ですよね。 この記事には、 流行り廃りの激しい業界で、激戦もここまできた… と大げさに書いてますが、 モンテローザのこのやり方は、もはや、  ノウハウを超えた戦略 です。 もしかしたら、「企業理念」に、 いい店はすぐ真似ろ そのまま真似ろ そして、一気に沢山作れ なんてのがあって、社員で毎日唱和してるのでは? と思うレベルです。 古くはサントリーの「白札屋」をパクって「白木屋」に。 「和民」を「魚民」に。 「月の雫(しずく)」を「月の宴(うたげに)」に。 「ステーキのけん」だって、そのまま「ステーキのテル」ですから。 あの会社はうるさそうだ、とか、 あの社長はtwitterに書きまくるぞ、 とか全く関係ないですね。 ただ、記事にもあるように、 このようなやり方は「外食産業」では常套手段、ではあります。 「店名」をまねて「看板」をまねて「メニュー」もそのまま真似る。 これはOKな業界、なんですね。 今日本中に「コメダ珈琲店」のような店が出きてます。 「シロノワール」が「ホワイトノワール」になったりして。 それを「堂々」とやってるのがモンテローザ、というだけで。 逆に言えば、モンテローザに真似される、ということは「人気チェーン」と認められた、ということでしょう。 そして、これはあまり言われてませんが、 モンテローザの「嗅覚」は見事で、かなりの「目利き」ですね。 よく考えれば、「流行れば廃る」わけで、 流行ってる店を真似し続ければ上手くいく、というものではないですね。 「どこを真似るか?」 です。 そう考えるとモンテローザの強さが見えてきますね。 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
人気ブログランキングへ