「ほぼ日ストア」にみるイトイ式商売哲学、とは!?
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
ネットカフェ「マ◯ボー」運営の脱法シェアハウスは酷いですね、竹村です。
よくぞあれだけ広告と中身が違って契約する人がいるもんです。。。
さて、本日は昨触れた、糸井重里さんのこのインタビューから。
糸井さんと、これからの働き方を考えてみた(下)
前半部分の糸井さんの「ブラック企業論」が話題になってかなりシェアされていますが、竹村的には後半の、
イトイ式ビジネス論
のほうをむしろ強調したいですね。
糸井さんが「ほぼ日刊イトイ新聞」でやっている、
ほぼ日ストア
という「商売」ですね。
手帳では圧倒的スタンダードとなったこの「ほぼ日手帳」も、
ここから産まれた商品ですね。2013年版「47万」冊!の販売だそうです。(竹村の妻も長年の愛用者です)
「ほぼ日ストア」は一言で言えば、
他にはない「付加価値」をつけたオリジナル商品を、ちょっと高めの値段で「細く長く」売っている
そんな感じですね。
例えば、今はこんな扇子なんか。
4200円ですが、こんなの他にない、ですね。
さて、インタビューから引用、糸井さん流ビジネスのスタンス、です。
人気ブログランキングへ
ほぼ日手帳 公式ガイドブック2013 ほぼ日手帳と、その世界。 (2012/08/27) ほぼ日刊イトイ新聞 商品詳細を見る |
「売れないものをつくって」どう売るか?を考えるのはムダ、というわけです。「お客さんがおカネを払いたくてしょうがないものをつくればいい」って考えてます。だから、稼げないというのは、何かが相手にとって魅力がないんだと思います。「どうして売れないんだろう?」じゃなくて、売れないものをつくってるからだって。
その昔、一行1億円と言われたコピーライターであり、「広告」のプロフェッショナルである糸井さんが行き着いた境地がココでしょうか。 確かに「ほぼ日ストア」には心温まる「コピー」は沢山触れてますが、「広告」っぽい匂いは全く漂いません。 最後に「ちょっと高めの価格設定」について。ここも「核心」ですね。ぼくらは、たとえば本を出すにしても、毎月、何冊も出さなくていいんです。出版社は何冊か出さなきゃならない義務というか、ノルマがありますが、ぼくらは売れそうだなと思ったら出せばいい。あるいは、出す必要があれば出せばいい
ぼくらはつくっている人に、「もっといっぱい注文するから、安くしろ」みたいなことをあんまり言わないんです。だから、たくさん売れたら、工場の人も儲かります。本当はそういうビジネスをどんな企業もやりたかったはずなんですよ。でも、ちょっと油断すると、「もっとまけろ」みたいなやり方に走りますよね。そうなると、たとえば下請けをしている人たちを仲間だと思えなくなっちゃうんです。だんだん敵に見えてくる。
ものを買う人が、「もっと安ければ買うのに」っていうときって、たとえ安くても買わないですよ。それは自分のことを考えてみれば、よくわかるけれども。
どうでしょう。 「お客を選んでいる」というわけではなく、 買いたい人と「コミュニケーション」している わけです。 だから、「伝われ」ば嬉しいし、「伝わらなければ」ザンネン!です。 「商売」をしていく上でこのスタンス、キモチを持ちたいですね。 「フランチャイズ」だって同じだと思うのです。 そんなことで午後はフランチャイズ比較ネットさんの「FCショー」をのぞいてきます。 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。ぼくらは、本当にほしいものを、人を困らせるんじゃない値段で買いたいという人と付き合いたいんです。「ほしくない」って思われたら、「そっかあ、ほしくないのかあ。ザンネン!」ってあきらめる(笑)。
人気ブログランキングへ