竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界25年これまで30を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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「のれん会」黒川健太社長がカンブリア宮殿で語ったベンチャーリンクの哲学とは?

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おはようございます。 「風立ちぬ」120億ヒットでも制作費で赤字は驚き、竹村です。 やはり宮﨑駿ってスゴイんだなぁと。 昨夜の話題はなんといってもコレ。 ベンチャー・リンク時代の仲間がついに「カンブリア宮殿」に登場! 見逃した方はテレビ東京オンデマンドで 生産者のれん会率いる黒川健太社長ですね。 今年は例年にない元ベンチャー・リンク社員の当たり年で、テレビに出たり各方面での活躍が目立つ気がします。 黒川社長は新卒入社当時から実績を上げ、途中から子会社の社長(放送で取り上げられていた酒屋に豆腐をおくビジネス)となり、最後の最後までベンチャー・リンクを支えた人物ですね。 番組ではサラリーマン当時の話はほとんど出てきませんでしたが、黒川社長の発する言葉には、やはり、 ベンチャー・リンクで教わったこと、理論 が沢山見つかりました。 それがこうして放送で語られると、もう理論を超えた「哲学」の域ですね。 ベンチャー・リンクの哲学 です。 その核心を一言で表現すれば、番組冒頭で出てきた、 「ネットワークと連携の価値」 ということ。 それを村上龍さんが最後にこう評したわけです。 番組内では一度も使われませんでしたがこれぞフランチャイズ発想」ですね。 独自の強みをもった企業、人が集まりその経験、知識を集約させて新しいノウハウ(武器をつくり、戦うわけですね。「集合天才」です。 今フランチャイズ本部を運営している企業は、この「革命的ネットワーク」を目指さなければならない、と思います。「加盟店の収益向上を!」というレベルの目標ではなく、「革命的ネットワークづくり」を目指す。そうすれば加盟店の収益向上は自ずとついてくるはずです。 番組中盤で、「のれん会」の最大の成功事例である、八天堂のクリームパンの製造者、森光社長が、 「いい商品を作ったが売れない、赤字は続く。そんな中、のれん会に出会いこれに賭けた。本当に素晴らしい出会いだった。のれん会があって今がある。」 と語られています。 そして、黒川社長のほうも「八天堂さんの成功があって、のれん会の今がある。」と語る。 素晴らしいですね。 フランチャイズにおいても本部と加盟店の関係はこうでなければならないと思います。 「素晴らしい出会いだった。」 「◯◯と出会ったから今がある」 加盟検討者側もこれをもとめる。本部側もこれを目指す。 難しいことではないと思います。 あと、個人的に面白かったのは、 「のれん会」システムの仕組みの説明のところで、 「加盟料の500万」について、村上龍さんが、 「儲かってない中小企業にとっては高いと思われませんか?」 と尋ねたところ。 黒川社長は「システム構築やら物流センター等計算すると5億程度かかると思ったので、それをみんなで分担しよう、という割り算の数字。」 と優等生的回答。 それでもちょっと高すぎでは?という感じでテンション低い小池栄子さん(笑)。 それに対し、村上龍さんが、 「厳しい中でも最後にリスクをとってこれに賭ける、という気持ちがないと商売は成功しない、とかそういう意味があるのかと思いました。」 とコメント。 これは村上龍さんのコメントが正しいですね。 これを「売上が上がらず厳しい皆様を救う事業ですので加盟金は50万円で!」とやったら、この事業は間違いなく成功しないですね。 沢山の加盟店は入ってきますが、成功はしない。少しは期待するがちょっとやって売れなきゃ、「やっぱダメだね。損したのが50万円で良かった。」というところばかりになるのです。 500万払う価値が有るのか? これなら本当に真剣に検討します。 この会社は大丈夫なのか?この若い社長は大丈夫なのか? 恐らく社内に反対者も出ます。 それを説得、押し通してでもやりたいか? そう真剣に考えて「リスクを乗り越えて」意思決定することが大事なのです。 そういうところが、必死に取り組み成功します。 逆に言えば、本部のビジネスの魅力が乏しければそこまで真剣なところは出てきませんし、意思決定していただけません。 もちろん、そこはフランチャイズビジネスを長くやってきた黒川社長も、腹の底から分かっている部分。 ただ、そこをそういう「理屈」でねじ伏せる言い方をしないところが、ところが黒川社長の「人柄」でもあるなぁ、なんて昔を思い出しました。昔から口より行動、という若者だったのです。 「のれん会」のやっている、事業は、小売業ではなく「生産者支援事業」。ここも非常に納得しましたし、番組の最後で話されていた、「価格の話」もなかなか良い話でした。 「安いことはひとつの良いことではあるが、それが全て善ではないと思います。少し高くても美味しければ、価値があれば買ってくれます。」 1個200円、300円というクリームパンを大ヒット商品にする、というのはそういう大事な意味がありますね。 そこを、村上龍さんが、 「価格よリ価値に女神が微笑む時代」 と書いてましたが。 八百屋に1パック300円のいちごと、1パック700円のいちごが並んでいたら、全員が300円を買って行く、なんてことはないわけです。 誰かにお土産にするなら当たり前に700円のほうにするでしょうし、家で食べるにしても今日はちょっと良いことあったからたまにはコッチ、というケースは必ずあると思います。 それで、子どもたちから「今日のいちごはとくに美味しい」と言われれば、たまには買いますね。 その700円のいちごを何とか580円に出来ないか、480円に出来ないかというある種の企業努力により、どんどん300円いちごに近づいてしまっている、のが今の状況でしょう。 500円以下じゃなきゃ売れないよ、というのは「安売りスーパー」の理屈です。 そこに風穴を開け、その風穴が大きくなって風向きが変わるか? そんな「のれん会」の挑戦、ですね。 ♪時代は今変わっていく のフレーズで始まるこの曲でエールを贈りたいと思います。 本日はこんなところで。 【本日の内容との関連記事アーカイブ】 「フランチャイズは「仲間づくり」とはこういうこと ミクシィ笠原社長退任に「自己完結型」とフランチャイズの関係を考える 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
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