FRANJA9月号レビュー~かつや伊藤社長・地味に?好調マンマチャオ他
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
村上ファンドの村上世彰氏が再び表舞台へ?「株主価値」の哲学は変わらず (2015年8月17日掲載) - ライブドアニュース←村上さんが動き出しているんですね~竹村です。
ちなみに、旧ベンチャー・リンクのC&Iホールディングスを倒産後引き継いだのは、村上さん。
先日みたら娘さんが社長になってました。新生村上ファンド、ですね。
さて、本日はフランチャイズ業界紙「FRANJA」の9月号のレビューを。
「FRANJA」はフランチャイズ業界唯一の業界紙ですね。個人の加盟検討者はここまで読む必要はないと思いますが、法人企業のFC担当者、そしてFC本部の方は毎号目ぐらい通しておくべきだと思います。
竹村は、雑誌のFujisan.co.jp|雑誌・定期購読専門オンライン書店でデジタル版を定期購読しています。
まずは「THE BOSS」のコーナーに「かつや」FC本部であるアークランドサービス社長の伊藤永さんが登場!
ベンチャー・リンクで一緒に働いた仲間ですね。今年39歳ですか。VL社が急成長に新卒で入社してきた方で、よく覚えています。
就職先にベンチャー・リンクを選んだ理由は、30歳までに独立したかったから
ということで、当時VL社にはそいういう新卒は多かったですね。
しかし、おそらく入社3、4年後からはV社の業績が下降し、FC本部とのパイプ役だった伊藤さんの部署もかなり大変だったと思います。伊藤さんは「かつや」の本部であるアークランドサービス社に出向していました。
その局面で、
FC加盟店の業績が悪く、VLとの提携解消(04年)が既定路線だった03年に「この状態でVLに戻ったら一生後悔する。加盟店が喜んでくれるまでこの会社で頑張らなかったら、自分は碌な人間にならない。
と思ったところが、他とは違うところでしょう。「運だけはいい」と謙遜してますが、やはり「引き寄せ方」はあるんでしょう。この決断が人生の転機になるり「運」をよびこみます。そしてこんな「運のいい」社長が率いる「かつや」は現在ではかなりの安定した好業績ですね。
そして、今号の「FRANJA」は、「地味でも利益率が高いぞ!なFC」という特集ですが、そこに、
「エコランドリー・マンマチャオ」
が登場。
よくみると、「人手がかからず兼業向き、軌道に乗ればハイリターンも可能」とありますから納得。今最大の課題である「人手不足」の問題がないフランチャイズの特集、ということですね。
ならば、コインランドリーは当然入ってくるでしょう。
厚生労働省統計によると20年前には10000店に満たなかったコインランドリーは現在17000店になり年率5%ずつ増加している
「年率5%の店舗増加」というのは、コンビニ並み、です。
そして、高齢化、デフレによる不況を「追い風」に伸びているのがコインランドリーなわけですが、その理由を記事では的確に説明しています。
カットハウスFCにも関わり、カットモデルをやって髪型変わった三原さんの写真が!
要は、
次代にマッチしてどんどん伸びている
のがコインランドリー市場なんですね。
という意味では「地味」ではないんですが。
そんな、「エコランドリー・マンマチャオ」のFC募集広告を、雑誌アントレの次号(秋号)に掲載することになりまして、カラーページの原稿を竹村が書きました。お盆前に原稿出して、アントレの原稿の審査をしている部署から回答があり、これがなんとも頭にくる言い分、なわけです。
向こうのあまりの頭の悪さにこちらが頭にくる(笑)、というわけです。
アントレはFC業界としてはそれなりの権威であり、もう少しキチンと仕事をして欲しいところですね~。
前にも武田塾の原稿審査の件でこのブログに書いたことがあたっと思いますが、今回笑えるので、明日のブログででも書きたいと思います。
さて、「FRANJA」に話を戻して、毎号あるこのFC加盟店の座談会は、今回もなかなか面白いですね、
参加者のプロフィールはこんな感じ。
年商25億、10億、15億という、そこそこの規模のマルチorメガフランチャイジーさんですね。
長年FC加盟店としていくつかの本部と付き合い、成功し少し失敗もしている方々の感覚として、
「FC本部は変質することを前提に加盟しないといけない時代だ」
という感覚が以前にもまして強くなってきている、ということでしょうか。
あまり長期ではみないことですね。創業者の考えに共鳴して加盟しても、M&Aなどがあったら創業者が退いて、FC本部の方針や体質が見事に変わることはよくありますから。 「中興の祖」みたいな人がいれば別なのでしょうが。
だから、「FC本部は変わることを前提に加盟しろ」と。
それはそうなんですが…というところですね。
本日はこんなところで。