フランチャイズにおける「増店」の重要性と「陣取り合戦」の難しさについて
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
昨日このブログで書いたとおり、今回の住民投票は大阪だけの問題ではないからだと思います。
様々な識者が意見を述べてましたが、この池田さんの分析がド・ストライク、な気がしました。
まさに「高齢化」の結果、だということでしょう。「シルバーデモクラシー」なんて言葉があるんですね。
地域別にみた、「キタのビジネス街は賛成で、ミナミの飲食街は反対」というはっきりした色分けも面白い。
さて、昨日は「エコランドリー・マンマチャオ」の面談と月例MTG。
三原社長他3人の本部メンバーと毎月のFC開発状況の進捗確認を中心に。
既存加盟店さんの増店がどんどん増えている感じで、いいですね。
常々言っていることですが、
フランチャイズは既存オーナー次第
なのです。
既に取り組んでいるオーナーたちが儲かっていない、うまくいっていない、状態で「新規」を募集しても、時間・コストあらゆるものの無駄です。
逆に既存オーナーたちのそのFCに対する満足度が高ければ、「新規」なんて積極的に募集しなくても増えていく、のです。そしてそれが健全な形、です。
本部としては、今取り組んでいるオーナーたちが、「いい場所があればぜひ次の店を出したい」と思ってくれる、その状況をつくっていけばいいわけです。
さて、夜は横浜から小田原に移動して、武田塾小田原校のオーナーとMTGを兼ねて食事。
新幹線で東京から小一時間で、居酒屋でこんな刺身が食えてしまう小田原は素晴らしい(笑)。
MTGの本題は武田塾の「次の校舎展開」。
今、武田塾フランチャイズでは、既存加盟校の2校目の出校が真っ盛り、です。アントレに加盟募集広告を掲載して1年、その早い時期に加盟した校舎の方々が、「次の校舎」を出そう、という動きです。
ただ、ここでひとつ問題があります。
それは「エリアのバッティング」ですね。
武田塾も60校舎になってくると、首都圏、関西圏などではエリアがかぶってきます。高校生の場合、自宅から高校まで30分程度かけて通学するケースも多いですから、その移動範囲の中にいくつかの武田塾があるということになるので、「エリア分け」は難しいのです。
その中で、「次の校舎」を出す場所は探す、となるとこれはなかなか難しい、のです。商圏が狭いコインランドリーのようにはいきません。
武田塾は東進衛星予備校のような「ノンテリトリー」ではありませんので、本部としての「交通整理」が必要になってきます。
「陣取り合戦」の中、フランチャイズ全体を盛り上げ、既存オーナーのモチベーションを高めていく、これがロイヤルティをもらっている本部の仕事、です。
本日はこんなところで。