FC加盟検討における既存加盟店へのヒアリングについて
こんにちは。
女子学生が就職したい「人気ランキング」100 ←これは少しビックリ、ですね、竹村です。
上位に銀行が並ぶ、だけでも個人的には大いに?ですが、「みずほ」が第1位はないでしょう。会社業績だけでなく福利厚生や労働条件を重視して選ぶ傾向、と記事にはあるものの四季報の情報とか比較しないんでしょうか?定期的に不祥事もありイメージも良くないはずなんですが...
まぁ、新卒の就職ランキングというのは「その他大勢」の学生が選ぶランキング、であることは昔から変わらないわけですが、それでもわからない「みずほの1位」です。
さて、本日は「加盟しているオーナー=既存加盟店へのヒアリング」というアクションについて。
武田塾でもその希望はたまにいただきます。
たまたま昨日もそのような希望がありました。「できればうまくいっていない校舎の話を聞きたいんです」という。
武田塾の場合、直接やってる方の話しを聞いたい、という方には次のようにお話しています。
開校している校舎はHPでわかりますので、本部を介さず直接アポをとって訪問していただいてOKです。
ただ、後から既存校のオーナーから本部にクレームが入ったケースもありますので、そこは注意して訪問して下さい。
とアドバイスしています。
実際、「近くにいるので少しだけ話しがききたい」と突然訪問されて断れず会ったら、ピントの外れた質問ばかり。かなり失礼な人だと思うので、あの人は加盟させない方がいいですよ、と既存オーナーから言われ、その方の加盟をお断りしたケースもあるのです。
先のようにアドバイスして、実際回られるオーナーもいれば、回らずに加盟されるオーナーもいます。いちばん訪問した方は、その時点で開校している校舎の8割の話を聞いた、という方もいます。
フランチャイズに加盟する上で、加盟する前と後で話が違うというのは絶対に避けたいところです。それを避けるためのアクションとして既に加盟しているオーナーの話を聞きけばよいのでは、という考えはよくわかります。
ただ、竹村的にはこの「既存加盟店へのヒアリング」というアクションはかなり注意が必要で、そこがわかっていないとムダどころか、目的に対して逆の成果しか出ない、と思っています。
具体的にみてみましょう。
手元にある、「フランチャイズ加盟ワークブック(フランチャイズ研究会編)」の既存加盟店へのヒアリングのページについてみてみると...
このような質問項目例が。
どうでしょう?
「どうでしょう?」と言うのは、これを質問される既存オーナーの立場から考えてみて欲しいのです。
・この本部に加盟して苦労したことはなんですか。
・売り上げ予測との乖離はどれくらいですか。
・一日あたりの来客数と客単価を教えてください。
・現在の形状の問題点はなんですか。
・今後の事業の見通し方向性はどうですか。
・・・
(全て上記ワークブックより)
冷静に考えて、「今このフランチャイズを検討しています」という方から、上のような質問をされたら、どう思いますか?
こんな質問を連発された場合、既存オーナーはかなり気分を害する、のではないでしょうか?
こんな質問をしてくるやつはそもそも成功しない、と思ってしまうオーナーも少なくない?と思います。
だから、好意をもって正確な情報を答えてくれない場合が多いのです。
そして、これは竹村の経験則からですが、
成功しているオーナーほどこのビジネスは簡単じゃない、甘く考えてるなら加盟しないほうが良いよ、という傾向があり、成功していないオーナーは「悪くないよ」という傾向がある、のです。
なぜ、そうなるか?は少し考えてみてください。
ヒントは、
「あなたは私じゃない」
♪わたし以外わたしじゃない、んですから、わたしの話がどこまで参考になるの?
やるのは「あなた」でしょ?当たり前だけどね~♪
ということです。
この続き、明日書きたいと思います。
本日はこんなところで。