フランチャイズ本部は加盟金ではなくロイヤルティの目標を持て!という話
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
本当に5月なのに台風っぽくなってきました…竹村です。
本日午前中は定例の経営者勉強会。
毎回テーマがあるわけではなく、業種の違う分野の社長が月1回集まり、近況報告をしながら、ディスカッションする、というだけのかなりユルイ会(笑)。
参加もその月スケジュールが空いていたら、顔出してください、なんて感じでうあっています。
今回はマンマチャオの三原社長の東京オフィスにて8名で開催。ここでやるのは初。勝どきのタワーマンション37階、なので窓からの眺めが最高。
正面真下が築地市場、ですね。なるほど上から見るとこんななんですね。
三原社長のデスクを盗撮!?!
半開きの引き出しから、社長らしい勉強本とともにコジハル写真集を発見(笑)。
今日の勉強会の中で三原社長は「FC加盟店からの月々の安定売上が増えてきた」という発言がありました。年間売上8億のうち、1億近くが既存加盟店からの売上、になってきた、とのこと。
これは大変良いことなのです!
コインランドリー本部であるマンマチャオはフランチャイズ、でありながらロイヤルティはゼロ、です。
なので「加盟店からの月々の安定収入」というのは洗剤などの店舗消耗品とかコールセンターの代行とか、そいういうものです。これは「強制」ではありません。オプションとして本部に頼むわけです。で、そこからの収入がどんどん増えている、ということで、これは店舗運営している店から確実に月々入ってくるわけですから、ロイヤルティと同じなわけです。
フランチャイズ本部の健全な経営は、
加盟金というスポット(一時)収入に頼らず、
ロイヤルティという安定収入で経営すること
です。
これができない本部が本当に多い。毎月の予算に加盟金による収入を大きく見込んでいるような計画は、それが少しでも狂いだすとFCチェーンとして崩壊の道をたどりだします。
フランチャイズ本部は加盟金ではなくロイヤルティの計画をもち、それを追わなければならない、と思います。
今期は何件加盟させる、ではなく、今期末のロイヤルティはいくら、それを達成するために加盟店はいくつ必要か?という話ですね。
なぜ加盟金ではなくロイヤルティを追うのか?その理由はひとつ、
加盟店と利害が一致するから
ですね。
ロイヤルティを増やす=加盟店を富ませる(売上・利益を上げる)
ということですから。
本部と加盟店が同じ方向を向き、WINーWINの関係となるためには、本部はロイヤルティで儲けていく、となるべきなのです。
なので、
一部にある「ロイヤルティ月額固定5万円」なんて本部は信用できません。
一見「本部はロイヤルティで儲けようとは思ってません!’なんて良心的に見えますが、「逆」なわけです。本部の立場で考えたらわかりますが、月5万円もらったとしてもそれでできることなんてほぼありません。
そんなところは
「5万円程度なら何もしなくても文句言われない金額だろう」
くらいの考えだと思いますよ。
本日はこんなところで。