エンジャパンの「効率の悪い会社を目指す」広告でFCの「効率」を考える
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんばんは。
いやぁ雪が降りましたね~竹村です。
今年は首都圏では初めてでしょうか。
本日はオススメFC「日本初授業をしない塾 武田塾」の新規契約の確定、そして既に取り組まれているオーナーの増契約などが続きました。
武田塾の御茶ノ水本校にて。
明日はフランチャイズ独立開業EXPO2014で林社長のセミナーをやります。
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さて、本日の新聞広告、ですね。
営業に「代理店制度」をとっていない(全て自社の営業マンでやる)等、他の大手求人広告会社とは違うスタンスでやっているエン・ジャパンの全二面の大広告。
「効率の悪い」
の意味は、
競合他社は「入社をもって就職の成功とみなす」
のに対し、
それに対してエン・ジャパンは
「入社後のことについて考えて」事業を組み立てている、というPRです。
具体的には、
「会社の良いところも悪いところも伝える姿勢」とあります。
採用企画段階、原稿作成段階からこの「姿勢」を貫けば、確かに競合他社とはひと味違った募集広告ができあがり、それは「良い会社を選びたいという応募者」側にメリットがある気がします。
ただ、それは確かにビジネスとしては「非効率」、つまり商売として儲からない、ということが起きます。
「正直に会社のことを書いたら応募が少ない」なんてことが起きますから。
というよりも、流石にそこまでは広告に書かれてませんが、一人の社員が良い会社と出会いずっと勤めるということがどんどん増えていけば「転職市場」というものが縮小し、転職求人媒体は商売にならなくなります。
だから最大手R社は、常に「転職のポジティブ面」を強調し続け、その市場拡大をPRし続けます。
どちらが応募者のためか?
どちらが企業のためか?
どちらが日本経済にためか?
どちらが社会のためか?
それは、本当のところは「どちらも」なのでしょう。どちらも必要なのです。
「就職」というのは「正解のない世界」でもあるので。
この広告を見て、フランチャイズとして考えることは、シンプルですね。
「とにかく加盟募集しなきゃ始まらない」という加盟募集第一主義、は「非効率」を超えてNG。
「加盟」ではなく「加盟後」を常に考えるFC本部が実は「効率的なFC本部」になります。
そういう本部が効率的に加盟募集でき、効率的運営ができるのです。
なかなか難しいんですが。
本日はこんなところで。
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