竹村義宏のフランチャイズBlog

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「日本式ビジネスモデル」の輸出にもっと誇りを持て!

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こんにちは。 この北風と太陽のような天気は何なんだ、竹村です。 今日の日経にこんな広告記事が出てますね。 記事によれば、 タイでは2012年末の時点で、1万2400店舗のコンビニがあり、これはアメリカを抜いて、日本に次ぐ世界2位、とのこと。 1日あたりの平均来店数は1290人で、これは日本の1050人、アメリカの920人を大きく上回る、そうです。 タイ国民はコンビニ好き、なんですね。 前に一度詳しく書いたと思いますが、このコンビニのような、 「ビジネスモデル」の輸出 に日本はもっと誇りをもって良いはず。 「コンビニ」という業態を生み出したのはアメリカですが、 セブンイレブンがそれを日本に持ち込み、 ビジネスモデルを改善改良し続け、米国モデルとは全く違う、 「日本式コンビニ」 にしたわけです。 で、その業態をアジア全土に「輸出」している。 そして、コンビニだけじゃないですね。 数日前にはこんな記事も。 学習塾が相次ぎアジア進出 先生も日本から行くの? コンビニだけじゃなく、「日本式教育」も輸出されてきているわけです。 この記事は、日本の市場が縮小していくから、海外に、みたいな書き方になってますが、そうではないですね。 コンビニだって、塾だって、 「日本式が優れている」 ととらえられているから、アジア各国に拡がっていくわけです。 SONYよりサムソンが優れているから、アジアで拡がっているのと同じで。 1月前の記事ですが、この記事にあるとおりです。 「日本式丁寧さ」で勝負 学習塾・結婚情報・クリーニング…

大学受験指導のナガセは4月、米教育番組「セサミストリート」のキャラクターを使った子供向け英語教室でマレーシアに進出する。同国での教室運営会社と代理店契約を結んだ。インターネット授業も手がける。

学習塾の栄光ホールディングスも4月、ベトナムで現地の小中学生向け塾を開く。ベネッセホールディングスは昨年3月にインドネシアに駐在員事務所を開設し、市場調査に入った。

結婚情報サービスのツヴァイは昨年6月、バンコクに海外1号店を開いた。タイでも女性の社会進出で都市部では晩婚化の傾向がある。ツヴァイは年会費が最大で約15万円するが、男女400人が登録した。日本式に見合い候補を定期的に紹介するような競合サービスが現地にはないためだ。

クリーニングチェーンの喜久屋(東京・足立)は4月、タイに進出する。現地企業と提携して同社の技術を導入し、3年で数十店を展開する。現地の中高所得層は、高額衣料のクリーニングに日本のような丁寧な仕上がりを求めているという。

これまで「内需型」と呼ばれたサービス業も、日本国内での競争でビジネスモデルが研ぎ澄まされ、それがアジア進出していくわけです。 アベノミクスの「円安」で伸びる輸出も大事ですが、この 「日本式ビジネスモデル輸出」 にももっとスポットを当てるべきでしょう。 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
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コンビニと日本人 なぜこの国の「文化」となったのかコンビニと日本人 なぜこの国の「文化」となったのか
(2012/12/05)
加藤直美

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