「はだかの美奈子」と「林真理子の野心」に女性の成り上がり、を考える
竹村義宏のフランチャイズBlog
おはようございます。
昨日のサッカーはやはり本田選手は「もっている」のでしょう、竹村です。
キーパーはどちらかに動くから実はど真ん中は入りやすい、的な解説もありましたが、サッカーに詳しくない私でも、「そうは言ってもなかなかあそこには蹴れない」という気がします。
さて、本日はフランチャイズ関連ニュースもないので、書こうと思って書いてなかったコチラ。
本当に売れていますね。
どこの本屋でも「ビックダディ」=清志さんの本と並んでますが、かなりの「大差」で圧勝ですね。
読んでみましたが、「苦労話」の本ではなく、むしろ「成り上がった」感の清々しさを感じましたね。
大雑把な言い方ですが、
芯は強く、根が明るく、そこそこ賢い
こういう方は、不幸の坂道を転がり落ちていく、ということはないんだなぁ、と感じました。
「ビックダディ」はけっこう前から観ていましたが、この「美奈子さん」と再婚してから、清志さんのイメージがまたく変わった、と思います。
最近の、美奈子さんと夫婦になってからの清志さんしか観ていない方は、
正直、
このオヤジのどこが「ビック」なんだろう?
と思われる方も多いのでは?
前妻、いや前々妻のYさんと生活していた時は、この清志さん、「ビック」に見えました。
自分の半径5メートルしか見えず3日先のことも考えられないような、子どもたちよりも自立していないYさん、との関係性の中で、
清志さんはビック
だったんですね。
で、清志さんより、器がビックな美奈子さんと一緒になると、
どこがビックなのか?さっぱりわからない男
に成り下がるわけです。
フランチャイズに加盟したら間違いなく美奈子さんのほうが成功する感じですね。
それにしても相手が変わるという、「関係性」が変わっただけで、これだけ一人の人間が違って見える、ということを学習したいと思いますね。
で、当然ながら、「清志本」と「美奈子本」なら圧倒的に後者が売れるわけです。当たり前です。
計算上は5000万近い印税、ですかね。
そうなると、「ビックダディ」を利用しただけで、なんて非難や誹謗中傷はネットを中心に書かれまくりますが、「利用して自分のほうにもってくる」というのは美奈子さんだからこそ出来たこと、ということがこの本からは伝わります。
あと、本のタイトルが「はだかの~」だったり、プロモーション(話題作り)で雑誌でセミセミ?ヌードを披露したことなんかについて、「子どもが可哀想と思わないのか?」とか、」「子どもたちが学校でいじめられる」なんていう意見もあるようですが、それはどうかと。
「子どもたちが可哀想」なんて思う人は、「親と子の関係」というものを大きく勘違いしている、と思いますし、万が一「学校でいじめられる」なんて事があるとしたら、そりゃ、いじめる子どもやその親が、低俗すぎるという話でしょう。
ということで、終わろうと思ったら、本日の日経の特集記事での林真理子さんのインタビューがとてもイイ。
オオカミの野心持て 作家 林真理子さん
林さんは、先だってこんな本を出していて、これも売れてます。
上のAmazonのサイトではとられてますが、本屋に並んでる本位は林さんのかなり大きな「顔写真」が出ていて、これがまさに「野心」という感じでイイ。
記事から引用します。
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確かに、「女性の社会進出を」なんて何十年も前から同じ事が言われているわけですが、正直、進んでいるというよりこの20年の景気低迷の中で、「後退」している「イメージです。 林さんもそこらへんを、「この国の女性は本当に大変です。仕事ができても出過ぎず、けなげでかわいくないといけない。男性が求めているからです。日本男性のDNAには未成熟なかわいいものを好むということがすり込まれています。徹底して議論したり、パートナーとして言い合ったり、ということが求められません」 「昔、テレビ局の女性プロデューサーに『ウサギとオオカミ』の話を聞きました。初めからオオカミのように野心むき出しで頑張るとつぶされるので、初めはかわいいウサギでいないといけない。ただいつまでもウサギでいると男性にいいように使われて終わる。本気で仕事をするにはいつかオオカミにならないといけません。オオカミになる時機を見計らうのは難しいですが、とても大事です」
と、捉えています。 そして・・・「80年代は働きたい、キャリアを持ちたいという女性が世に出てきた時代でした。今は統計を見ると家庭に入って子どもを産みたいという女性が増え、保守的になっています。昔のエネルギーはどこにいってしまったのでしょう」
流石に視点がリアルです。 そして、次のメッセージが言いたいこと、なんでしょう。「20~30代女性が自分の将来像とするのは40代。今の40代女性を見ていると、とても疲れていると感じます。自転車で髪を振り乱して子どもを幼稚園に送り迎えしている姿を見るとつらい。憧れの存在となることを意識してほしいです」
なかなか「子育て」と「仕事」をこう比較して言い切るのは難しいと思います。「野心」を持ち続け、自分の人生を強く切り開いてきた林さんだからできる表現でしょう。 さて、本日は美奈子さん、林さんと「女性の力」についてのテーマとなりました。 まだまだフランチャイズ起業においても「女性進出」は遅れています。 この埋もれた女性パワーの「野心」に火をつけるフランチャイズが出てくれば面白い、なんて考えます。 本日は長くなりました。こんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。「子どもを産み育てることは楽しいことですが、自分自身の成長とは別のものです。子育てで自分が変わったという人がいますが、それは成長ではなく癒やし。仕事で嫌いな人ともつきあわないといけなかったり、苦労もしたりすることで成長できます。どんなに大変でも、しがみついてでも仕事は続けてください」
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