不調!回転すし、好調!カレー、その理由とは!?
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
ここにきてのマリーンズの失速は残念、と言うよりライオンズの勢いでしょうか…竹村です。
本日の日経ではかっぱ寿司を運営するカッパ・クリエイトの決算記事が出てますが、予想以上に厳しい感じ。
カッパHD、最終赤字42億円 今期 店舗閉鎖費用が響く
回転すし業態は、アベノミクスによる「円安」がカウンターパンチで響きます。もともと原価50%という外食業態としては非常に高い設定でやていますので、そこに円安による影響が出るとかなり厳しい店舗も多いはずです。
そうなると、採算ラインからギリギリ黒字だった店舗が一気に「赤字店舗」に変わり、財務内容は一気に悪化します。
カッパ・クリエイトは、先日「安さ」の追求から、「ネタの質重視」に転換するというような戦略を発表してましたが、そこはスシロー、くら寿司等ライバルがいるところ。何か秘策があるでしょうか?
一方で、「カレー」業態は好調、との記事が。
消費占う「CoCoイチロー」「ゴーゴー松井」
内容的には「イチロー、松井」の部分はかなり強引で、あまり意味ありません。
CoCo壱番屋は全国1200店、年間40店ペースで増加、ということですから「好調」は間違いないでしょう。
記事では、
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ということですが、このところのCoCo壱番屋の強さは、「固定客」がしっかりついていることでしょう。トッピングや辛さ、ライスの量まで変えられる、という点に惹かれる固定客が多く、その方々の「単価」がかなり高い気がします。カスタマイズしてCoCo壱番屋でしか食べたら無いカレーにしてそれには800円とか900円とか払うわけです。 ここには他の業界、ビジネスが盗めるヒントがある気がします。 もちろん、CoCo壱番屋がここまで成長する過程には「ココイチ式」と評されるフランチャイズシステムの成功があり、またハウス食品を大株主にして手を結んだ、という戦略も大きく寄与していると思います。 一方でゴーゴーカレー。 こちらは「独特のカレー」でコアなファンをつくっていく戦略。 記事でも、なぜ壱番屋が強いのか? 同社に聞いてみると「特徴を持たないことが特徴。飽きのこない味だからではないか」という答えが返ってきた。
とのことです。 これは昔からのカレーチェーンの考え方ですね。 カレーチェーンは「家庭の味」が個人で違い、「みんなが美味しい」というカレーは難しい。だから10人のうち5人には合わなくても2人が強烈に好きになってくれれば良い、という考え方です。 ただ、CoCo壱番屋の好調ぶりをみると、この考えが100%正しい訳ではないですね。 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。運営会社のゴーゴーシステムは「好き嫌いはあっても金沢カレーというこだわりを提供することが持ち味」と強調する。
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