竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界30年 FC専門家の情報発信。
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徳之島にモスバーガーを!で考える「フランチャイズの社会貢献」の話

竹村義宏のフランチャイズBlog
おはようございます。 秋過ぎて冬来るらしぽやぽやと朝しろたえのため息を吐く(by俵万智)、竹村です。 ↑見事な本歌取り!奥行きを感じる名歌。 さて、昨日はFC比較ネットさん主催のフランチャイズフェアを覗いてきました。 来場者は多いですね。パッと見には何しに来てるのだろうか?という方もいますが、出展ブースも80、と安定してますので、出展者(FC本部)も実績(見込み発掘)につながっているのでしょう。 加盟検討者向けセミナーもなかなか盛況! こちらは、FC本部支援のディライトジャパンの川上健一郎さんのセミナー。 福岡中心に活躍されている方ですが、最近お名前をたまに聞くので、セミナーを拝聴しました。 フランチャイズ比較ネット 独立&起業フェアは本日(11月14日)までです。中田英寿さんで有名になったサニーサイドアップ創業者の高橋恵さんのセミナーなどあるようですね。 さてさて、こんな掲示板を発見しました。 爆サイ.com九州版 鹿児島県の徳之島、ですね。奄美諸島で「台風」の時期には頻繁に聞く島名です。 その 「徳之島にできて欲しいフランチャイズは?」 ということです。 ある方がモスバーガー!」と投稿すると、すかさず、「島は人口がたりないからできません!」とレス。それに対して、「できないと言って、なにもかもあきらめてるお前には一生なにもできんだろうな。」と応戦。 「フランチャイズ」というのは本部、加盟店ともに「収益を得る手段」ではあるわけですが、もう一方で、 都会で流行っている店を地方に作っていく いわば、 田舎に都会と同じ店をつくって地域の人に喜んでもらう という「社会性=社会貢献」的視点もあるわけです。 もうかなり前の話になりますが、竹村は北海道の網走市ミスタードーナツでドーナツを食べまくる女子高生たちを目の当たりにして、この「FCの社会性」を肌で感じました。東京と全く同じ店があって同じものが食べられる、これは「FCというシステムのお陰」なのです。 ちなみに、網走にはモスバーガーもあります。病院内ですがタリーズ・コーヒーだってあるのです。 徳之島、調べたら人口27000人ですから、普通に商売で考えたら「難しい」という判断になるかもしれませんが、逆に言えば27000人もいるのです。(ちなみに網走は人口4万) 難しい、かもしれませんが「無理」ではないですよね。 この掲示板なんかをモスの創業者の櫻田さんが見たら意気に感ずるところはあると思うのです。(現社長<創業者の甥>はお話したことがないので分かりませんが。) そして昨日のフランチャイズ・ショーには「店をやりたい場所はどこでもいい、でもお金がない」という方が沢山訪れているのです。そんな方が本部に交渉して、加盟金を免除してもらう、まけてもらう。店は地元の方にお金をある程度負担してもらう。公的な助成金とかもきっとあるでしょう。 そんな形で「店」はできるはずです。 そして「大繁盛店」になる可能性は高い気もしますし、本部は少なくとも「徳之島でモスバーガー!?」と宣伝になります。 と書くと、何を言ってるんですか「流通の問題」があるでしょ、小豆島でダメだったじゃないですか!それでも専門家ですか?なんて事を仰る方が出てくるんですが、そういう方には、こんな本を100回読め、と言いたいですね。
売る力 心をつかむ仕事術 (文春新書 939)売る力 心をつかむ仕事術 (文春新書 939)
(2013/10/18)
鈴木 敏文

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「鈴木本」は沢山あってどれを読めば、という感じですがこの最新本も良いですね。 とくに、「提案して反対された13のプラン」はこれから起業しよう、という方は是非目を通して納得して欲しい気がします。 本当は本をきちんと読んで欲しいですが、この記事はよくまとめられてますね。 「人と違うことをする意志」がセブン&アイ・ホールディングスの成功の秘密 この「提案して反対された13のプラン」はなぜ反対されたのか? なぜ「反対されるもの」の方がうまくいくのか? これについて、自分の中で感覚として落とし込めたら、素晴らしい力になると思います。 ・・・ 「ヒント」だけ書いておきます。 「本質的・長期的に正しい」ことは、 短期的利益(=目先の利益)から見ると「損」に見える 世の中の人のほとんどは「目先志向」 専門家は「過去の専門家」なので本質は見えずリスクだけ見える ということです。 「ヒント」としては書きすぎですかね(笑)、ここから自分の言葉にして納得することが大事ですね。 最後に、徳之島。チャレンジする人がいたらいいなぁなんて本気で思いますね。 竹村も仕事で関わったタリーズ・コーヒーの例で言えば、フランチャイズ店で言えば都会の店より地方の店の方が圧倒的に「儲かり」ました。 家賃、人件費が都会に比べ大幅に低く競合も少ない、からです。 出店するときには、「ここで都会と同じ値段でコーヒー飲む人はいない」なんてことを言われましたが、それは「嘘」でしたね。 本日はこんなところで。 「人気ブログランキングに参加中! ワンクリックが励みになります。
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