「銀のさら」が上場!そして武田塾オーナー面談で聞いたナルホド話
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんばんは。
今週は世の中またまた三連休、ではないんですね、竹村です。
本日土曜日は勤労感謝の日で祝日ですが、祝日は日曜日に重なれば振替、土曜日は振替にならない、んですね。
さて、本日はまずこのニュースから。
宅配寿司NO1チェーンの「銀のさら」のフランチャイズ本部、ライドオン・エクスプレス社がマザーズに上場ですね。竹村もベンチャー・リンク時代にFCを開発に携わったブランドです。
当初からそこそこ順調なFCチェーンで、かなり早い時期に「宅配寿司NO1」の市場をとりました。
ここの成功要因、を聞かれますが、
もちろん「味と品質」が水準以上なのでリピートされているわけですが、「銀のさらが絶対美味しいから、銀のさら」というよりその他のところにチェーンとしての強さはある気がします。
その成功要因とは、
1>チラシ戦略など「やるべきこと」をキチンとやっていること
2>競合が少ないこと、弱いこと
でしょうか。
まず、1>については本部の「チラシ」「販促物」などの見せ方が上手い、です。
デザインにインパクトがありキレイで美味しそうなんですね。
例えばこんなやつとか。
そして、チラシ・ポスティングを定期的に確実にやっていること。他の宅配寿司とどこが違うか?といえばやはりいちばんはここです。ちゃんと「宣伝」しているんですね。
ピザ屋は各社2週間に1度入りますが、「銀のさら」以外の宅配寿司はほとんど目にしません。
回転寿司が当たり前になり、ファミレスと同じ感覚で寿司を食べる時代になって、「寿司屋の出前」という市場がどんどん縮小しました。
そこを「銀のさら」が独占していったわけですね。実際には今でも出前をしてくれる街の寿司屋あるにはあるんですが、宣伝してるところはまずありません。
地域密着の宅配ずしチェーンも結構あったと思いますが、この10年で「銀のさら」が伸びてくる中、二番手、三番手では経営効率が悪く、撤退していき結局「銀のさら」だけになった、というイメージです。
ここはフランチャイズの「一気に全国に店をつくり、宣伝し、知らしめてブランドにする」という得意技が活きた感じです。
素材(ネタ)の仕入れ、宣伝物の制作、印刷費等、全てに「規模の論理」が働いたことも大きいですね。
ピザの宅配市場は1500億、宅配寿司は300億程度、と言われてますから、1/5。
ですがピザはそこに大中小10くらいのチェーンがひしめき、寿司は「銀のさら」の独り勝ち。
こういう「勝ち方」もありますね。
さて、本日はもうひとつ、武田塾のオーナー面談が1件あったのですが、その中で参考になった話をシェアしたいと思います。
武田塾を加盟検討されている東北地方の学習塾の塾長の話です。
その塾は周りの塾に比べ「月謝が高い」のです。
地方ということもあり、周りの塾の月謝は1万7000円位。で、その塾は2万7000円。
そこが塾のいい意味での差別化になっている、という話。
「その方が親も子どもも真剣な層、いい層が来るんです。その層の方が伸ばしやすい。」
との塾長の言葉に妙に納得しました。
もちろん、他塾より高度な指導をするから高い、ということなのだと思いますが、少し見方を変えれば、「他塾の1.5倍貰ってるんだからしっかり指導しよう」という姿勢に自然となるはずです。アルバイトの他より時給は高く払えるでしょうし、その分い人材を選べて、彼らもしっかり働くでしょう。
そして、あずける親側も「あそこは高い分、真剣な子しかいない」という安心感もあるでしょう。
「あの塾に行かせてる」という、ある種の「優越感」もあるのでは?と思います。
これまた、ひとつの「勝ち方」ですよね。
「好循環」になっているところがポイントですね。
本日はこんなところで。
「人気ブログランキングに参加中!
ワンクリックが励みになります。
人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ