FC先輩オーナーの話は聞く側が「よく考えて」聞くこと、という話
竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
NHK朝ドラの「ごちそうさん」は重すぎてその後の仕事の手が止まりますね、竹村です。
長男を送り出しため以子に対する「日本の女がみんなやってることだ」のセリフは重い。そこに次男の戦死報告書。
こういうドラマは「時代」を考えさせられます。
確か堀江貴文さんが今の「格差社会」について語ったコメントで、
「時代がどんどん悪くなっているという人がいるがそうは思わない。現代に生きる人達というのは過去に生きた人たちより絶対的に豊かになっている。ただその時代の中で相対的に不幸な人もいる、という話。」
みたいな話をされていましたが、全くその通りだと思いますね。
フランチャイズ・ショーが本日最終日ですが、
「同じようなFCばかりでどこが違うのか、どれがいいのかさっぱりわからない。昔はモスバーガーとか、ドトールとかしかなくてみんな成功してたんだから、昔は羨ましいよ」
みたいな事を言う方がいますが、そんなことはありません。
自己資金200万、300万で起業できる時代になったわけですから、いろんなFC本部が沢山でてくるのは当たり前の話で、そういう時代を「チャンス」と思える方が成功します。
「どこを選ぶか?」「どこなら成功できるか?」を軸に自分で判断する。これが成功法則であることはいつの時代も変わりません。
さて、昨日FC(塾関係)を加盟検討する方とお話していたら、
「ある先輩オーナーの話を聞き、黒字になるまでの生活費はどの程度用意しておけば良いですか?と質問したら、半年なんて甘い、20ヶ月くらいみておけ」と言われた。
という話を聞きました。
でも、その先輩オーナーは1年で75名近く集めていて、完全黒字、とのこと。
そこに「疑問」を感じた、との事でした。
これは良くあるケースですね。
1年で75名集めた成功オーナーも「様々な努力をされて」「失敗もあり壁も乗り越えて」今の状況があるわけですから、これから始めようと検討している方に「軽々しく」答えられないわけです。恐らく「20ヶ月」に根拠はないと思いますが、そのくらい腹が括れてないと「必ず成功」なんてできないよ、甘くはないよ、と言いたい気持ちはわかります。
自分が逆の立場(成功オーナー)で、今日あった人に「脱サラなんでリスクはとれないので、どの程度で黒字化するか教えてほしい」と言われても、なかなか答えられないでしょう。イイカゲンな人でなければ。
自分がもう一度やるのではなく、「今日会った知らない人」が取り組むわけで、その人がどれだけできるかわからないわけですから。
これは逆のケースもありますね。
あまり儲かってないオーナーでも、
「いや自分はまだまだだけどこのFCに入って良かった、貴方も一緒に頑張ろう!」
みたいな「変な前向き」な方もいます。
これはもちろん「嘘」を言っているわけではないと思いますが、何%かは「自分に言い聞かせている」というところも含んでいます。
ということで、「先輩オーナーの話」というのは「いろいろ考えて」聞かなければなりません、ということです。
本日はこんなところで。