紀里谷監督の「喝!」に吹っ飛ぶか?「365日の紙飛行機」に癒されるか?
こんにちは。
シャープが社員に自社製品の購入を呼びかけ 事実上の「ノルマ」 ←ネットで叩いている意見も出てますが、こんなの当たり前、ですよね。この状況で会社の危機と運命をともにしているシャープの社員は親戚中にお願いするべきです。同じくワタミの社員、アルバイトは周りみんなに和民を使ってもらうことをお願い、すべきです。もちろん会社を存続させたい、と思っているなら、ということですが。
「会社への忠誠心」というのは、大事です。竹村は今から27年前に東進ハイスクール(㈱ナガセ)に入社し、その新入社員研修で、永瀬社長から「能力よりも会社への忠誠心が大事」という考え方を教えられました。
1>会社というのは会社が好きでないと成果が出ない仕組みになっている。
2>能力が高くて忠誠心が低い奴は転職して競合会社に転職する。将来敵になる可能性がある。すぐやめて欲しい。
3>仕事の能力が低くても会社が好きなら何か仕事がある。会社とはそういうものだ。
聞いた当時は良く言って「半分納得」でした。能力高かかったですから(笑)。今は70%はその通り、だと感じます。
「70%」と、やや歯切れが悪いですが、サラリーマンとして大きな会社、まともな会社に勤めるのであれば、90%正しい考え方、だと思います。
なぜ「70%」か?というと、会社とはそういうものだ、と思いながらもやはりフリーで仕事をしている身分からすると、「その考え方は古い」と感じてしまう部分があるからです。もはや「会社」というもの自体、会社という組織に沢山の人が集まって仕事をする、というスタイルが古い、と思っているからです。
先週「日本初!授業をしない塾!武田塾」に大学4年生が加盟しました。就職をしないでフランチャイズ起業する、ということですね。あまりないケース、です。もちろん資金的な提供をしてくれる方がいて実現する話ですが、大学を卒業したら「就職をする」という選択肢の横に「起業する」という選択肢をもつ。
こういう考え方が増えて欲しいと思います。
しかし、周りの若者と話していると、なかなか出来ない考え方なのだと思います。いろいろネットで検索したり勉強したり知識は増えても、「行動はしない」というのが大部分の若者です。最初からやる気が無いわけではないのに、いろいろ考えて、まぁ大きなことは考えず並に生きていければ、という考えの若者は本当に多いです。
そんな若者層にダメ出しをし「喝!」を入れているのが紀里谷和明監督ですね。ネットでかなり話題になってます。
この記事は観客の若者との質疑応答がリアルに文字起こしされていて、雰囲気が(伝わってきます。
そんな中から紀里谷監督の主張を。
紀里谷:よく思うんだけど、楽しいと喜びって違うんですよ。「楽しい」っていうのはお金で買える。ディズニーランド行ったら楽しいし、カラオケ行ったら楽しいし、キャバクラ行ったら楽しいじゃん。でもそこに喜びがあるのかっていうと、それはまた別の話で、実はそこの部分をね、若い人たちには考えてもらいたい。最近喜んだことって何だろう? 案外ないはずですよ。楽しいことはあったとしても。「最近喜びはあったか?」っていうことだと思うんだよ。それが見つかると、その人は幸せですよ。そこにはものすごい苦しみが付随すると思う。僕はそれの中毒になってるだけの話なんだと思う。僕はっていうか、ありとあらゆる人たちがそうなんだと思う。映画監督だけでなく、マラソン選手や、山登る人もそうだし。
確かに。「楽しい」は自己満足でOKですが、「喜び」は他人が絡みますから、自分だけでは喜べない。
紀里谷:あなたはやる前に「リスクがどうたらこうたら」とか言ってるわけよ。くだらないよ、そんなの。そんなので何ができんのよ? 多分、5年後10年後も同じこと言ってると思う。「私には夢がある」って言って。
<中略>
何を心配して、何のリスクがあるんですか? あなたは何を持ってんのって話だよ。そんなにリスクを心配するほど、あなたは何を持っているの? そんなにお金持ちなの? そんなに地位があるの? キャリアがあるの? 何を失くしたら困るの? わかる? 皆さん。
これもその通り、なんですがなかなか伝わらない、伝わってもできないところです。
実際この記事も「御意!」とシェアしているのは竹村の周りでも経営者層ばかりな気がします。リスクをとって行動した、している人達ですね。
紀里谷監督は別なインタビューで、「日本は今内戦が起きている」と発言していますね。
これです。
「日本では内戦が起きてる」圧倒的な迫力に言葉を失った紀里谷和明氏インタビュー
“がんばって行動する人たち”と“しないヤツら”の内戦。“何かに情熱を傾ける人たち”と“それをバカにするヤツら”の内戦。インターネットが普及して以降、ここ10年くらいに起こった日本の衰退は、“ヤツら”のほうに耳を傾けすぎてしまったことによる衰退だと思いますね。
記事タイトルにあるように、ここまで「圧倒的な迫力」で語られると、吹っ飛ぶ若者が多いでしょう。2%、50人に1人くらいは気づき、行動が変わるでしょうか?
朝ドラで毎日聴いているこの曲ですが。
うまくいかない日は紙飛行機でもつくって、♪明日頑張ろう~、と飛ばして早く寝ろ(笑)、みたいな唄かと思ってましたが、そこはやはり秋元康、もっと深いメッセージを伝えてるんですね。
二番のサビですね。
♪ 折り方を知らなくても いつのまにか飛ばせるようになる
♪ それが希望 推進力だ
♪ ああ 楽しくやろう 365日
ナルホド、だから「紙飛行機」なんですね。折り方なんて知らなくても、まず折れ!と。そこそこ飛ぶよ、と。
紀里谷監督の「喝!」に吹っ飛ぶ若者も、このメッセージには癒やされそうです。いや、癒されるところから抜け出し、まずは折ってみよう!と「上」に登っていく奴がいるか?
本日はこんなところで。