竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界30年 FC専門家の情報発信。
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コインランドリー・ブーム?はいつまで続くのか?という話

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こんにちは。

 

 

このブログの運営会社であるはてなが24日上場したんですね、竹村です。

 

はてな、上場初日は買い殺到で値付かず (ITmedia ニュース) - Yahoo!ニュース

2日目の昨日は初値がついたようですが、初値としては3000円超え!。公募価格が800円ですから、言われたとおり、宝くじ感覚のIPO公募でした。

 

売上が14億8000万円、営業利益が1億8700万円で時価総額が70億、ですか…ちょっと驚きですね。ネットベンチャーの可能性ということなのだと思いますが、今回のIPOの使いみちもよく分からない感じで、現業の成長性に期待する、というのも少々?です。

 

創業者の近藤さんが現サービスは新社長にまかせて会長職につき、新サービスの開発にあたる、と発表されていますからその部分なのでしょう。

 

このはてなという会社は、まさに???な魅力があるのはよく知られています。

www.itmedia.co.jp

 

こういった「へん」なところが評価されてのこの時価総額なら拍手です。

 

 

 

さて、コインランドリーがアチコチで取り上げられ、世の中でブームだ!と言われてくる中、各コインランドリー本部のオーナー獲得合戦が熾烈になってきている感じです。

 

マンマチャオのオーナーさんがfacebookにこんな投稿してました(笑)。

 

f:id:ytakemura:20160225150520p:image

 

 

そりゃ、送付している本部としては「コインランドリーをすでにやっている会社、個人を外して」なんてことはできませんので、こういうことも起こります。

 

コインランドリー事業は、ある意味場所取り合戦=現在コインランドリーがない場所に先に作ったほうが勝ち、というところがありますので、各社この「ブーム」という時間感覚の中、必死に営業攻勢をかけているものと思われます。

 

 

もちろんマンマチャオもオーナー獲得のための新しい試みが着々と進んでます。

 

 

YouTube広告で出てくるこの動画の出来がイイ、ですね。ぜひとも「Skip Ad」しないで見て欲しいですね。ちょっと長いですが見る価値あります。

 

youtu.be

 

内容はマンマチャオ石神井公園のオーナー様のコインランドリー起業ドキュメント、なのです。

コインランドリー経営の魅力が、これから始める方の目線で等身大に語られています。

不動産会社に勤務するMさんが、サラリーマン収入以外にもうひとつの収益源として「副業」を考えだすところから物語は始まっています。

 

株じゃちょっと物足りないし、不動産投資は投資額が大きすぎる。

その間にコインランドリーがあり、全くの投資ではなく経営的な部分もあるのが魅力だった。

 

この動機から始めているのが素晴らしい。「経営と投資の間」この認識をしっかりもって始めるがコインランドリーという商売を成功させる第一歩、です。

 

店が10坪と小さいこともあり開店当初は売上が低く、その時のMさんの気持ち、そして行動も語られています。ここが大事、ですね。

 

もちろん、コインランドリーの中には開店当初から売上が跳ねる店舗もあります。が、それは場所が「たまたま」当たった、のです。

多くの店舗は最初の売上げは高くないものの、認知度が上がるのと比例して確実に右肩上がりに売上が上がっていきます。

取り組む前にこのイメージをしっかり理解して、そこからスタートすることは非常に大事だと思います。

だから先ほどのDMで「◯年12月の実績!」だけ数字を見せても、検討する人に勘違いさせるだけ、だと思うです。コインランドリーの場合時間経過と売上げの伸びを折れ線グラフでとらえることが重要です。

 

現在マンマチャオ事業説明会はスゴイ人気で参加者が殺到しているようです。東京会場は60名参加の会場を、午前午後のダブルヘッターで開催したとか(笑)。

 

竹村がFC開発を手伝い始めたのは5年くらい前ですが、一回の開催で5名がなかなか集まらない、というところから始まってます。そこから本が出て、サイトが変わって…流れが変わっていくわけです。これぞ隔世の感!FC急成長物語、です。

 

 

 

そしてやはり、世の中でスポットが当たり始めた中でのテレビの人気番組出演、というのは大きいですね。

 

ytakemura.hatenablog.com

 

 

で、この頃竹村も、

「このコインランドリー・ブームはいつまで続くのか?」

という類の質問をいただこととが多くなりました。

 

その質問に対しては、

 

「ブーム、といっても世の中的にはまだまだコインランドリーを利用したことがない、なんで家で洗濯できるのにわざわざお金払って使うのか分からない、という人の方がお多い。だからまだまだ市場は開拓されると思いますよ」

 

と答えています。

 

コインランドリーなんて、まだ全然「ブーム=流行」ではありません。隠れたブームの二、三歩手前、「少しづつ世の中に浸透してきた」という段階でしょう。

 

先日もテレ朝の『ハナタカ優越感』で、勝間◯代さんがコインランドリーついて自信をもって「減っている」と回答してて笑いました。「今、家に洗濯機ない人いないでしょ???…」と言ってましたが、少しくらい頭が良くても世の中に対する感度が鈍ければ、そんなもんなのです。

 

ということで、世の中にコインランドリーの本当の魅力を体験したことがない人が多いわけですから、まだこの商売は伸びる、と思います。

 

 

そして、そこからさらにブレイクするか?それもあると思ってます。

 

 

その鍵は、

 

「布団の丸洗い」

 

が握ってると思っています。

 

 

「布団も定期的に選択するのが当たり前」というライフスタイルが世の中に浸透、定着すれば、コインランドリーの売上げが今の倍、になることも想定できますよ。

 

 こんな本読んで、そんなストーリーを考えるのは楽しい、ですね。

キャズム

キャズム

 

 

 

本日はこんなところで。