竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

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リクルート上場に思う、リクルートの本当の強さ、とは!?

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こんにちは。

 

今朝のドイツVSアルゼンチンは壮絶な試合でした、竹村です。

 

今回の決勝トーナメントの試合をいくつか観て、サッカーの良さがわかってきましたね。周りが「日本!日本!」と騒がないと素直な気持ちで楽しめます。

 

今朝の朝刊にはボーナスが「8.48%増!」「バブル以来の数字!」となるなんて見出しが!記事によれば製造業がけん引している、ということで。実は「設備投資関連の指数」なんかはけして先行き明かるくない景気指標が発表されていたりしますが、まぁ、新聞にこういう見出しが出ることで景気は押し上げられます。

 

あと、本日の朝刊からコレ。

 

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リクルート、上場後の姿は やんちゃ精神、残せるか

もう一つの心配は「人が資本」の会社から人材が流出しかねないことだ。リクルート株式の約2割は社員持ち株会が保有している。その会社が上場するということは、「お金持ちの社員」が数多く生まれることを意味する。<中略>そんな会社の社員がまとまった資金を手にしたら、腕に覚えのある者から順に辞めていったとしても不思議はない。ストックオプションを導入しても、ベンチャー気質の強い社員たちをどこまで引き留められるかは未知数だ。

 

要は、リクルートの社員に上場益による「お金持ち」が沢山誕生する、ということですね。そして彼らは元々「ベンチャー」志向「独立」志向が強いので、退職して自分の商売を始めるのでは?ということです。 それはそうなりますね。資金を得て「自分の商売」を始める人は多いでしょう。 ただ、そうなったらリクルート社が「危機」か?といったらそんなこともないと思います。

 

逆に社員が減るんですから無茶苦茶高収益になる可能性が高いと思います。記事には「人が資産の会社だから」という分析がありますが、確かに「人的営業力」が命の会社ではありますが、それは飛び込み訪問とか人海戦術でやっているわけではないので。 リクルートの強さ、というのは「営業力」ですが個々のセールスマンの力量が高い、ということではなく、「商品力を活かした営業構造」にある、と思います。

 

例えば今回、武田塾のフランチャイズ募集ではリクルート社のアントレnet、そして途中から雑誌アントレにFC募集の案内を出してますが、途中から代わったリクルートの営業担当者のレベルが余りに拙い。勘違い、思い込み、勉強不足といったミスが多発するので「何百円のもの買ってるんじゃなくて何百万も払うんですからこのコミニュケーションでは…」といって、次回の継続はお願いしないことにきめたんですね。

 

で、どうするか、というと、リクルート本体とのやり取りではなくて、代理店(リクルート正規代理店)を通しての継続申し込みをするのです。 これこそリクルートの本当の強さ、です。 「担当替えてくれ」どころか、「オタクとはもう取引はしませんよ」、レベルになっても、結局代理店を通じてリクルートの媒体を使う。

 

この町のトヨタのディーラーはサービスがイマイチだから隣町のディーラーで買う、みたいなもんでしょうか。

 

本体と代理店でお客を取り合えば、どっちが勝ってもリクルートの収益ですから。 ここが本当のリクルートの強さ=商品力と営業構造、だと思ってます。

 

本日はこんなところで。