竹村義宏のフランチャイズBlog

フランチャイズ業界30年これまで50を超えるFCに携わった竹村のブログ。2015年5月FC2から引っ越し。

フランチャイズ業界30年 FC専門家の情報発信。
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アントレ2015年夏号レビュー その1

竹村義宏のフランチャイズBlog
こんにちは。
 
 
昨日は大学時代の仲間と恵比寿ガーデンプレイスで飲みました、竹村です。
 
ガーデンプレイスが出来たのは平成6年ですが、昔、ビール工場の横の引き込み線にあった「列車型ビアホール」で飲んだことが懐かしいっ。今でも「ビアステーション」にその名を残しますが…
 
ガーデンプレイスに向かう動く歩道上で前の若者男女が「え~なんでサッポロビールの広告ばっかりあるの~」「なんでだろう???」なんて会話しているので、後ろから殴ってやりたくなりますね(笑)。ここは「エビスなんですよ、エビス!」。ビールなんて飲まないんだろうなぁ。
 
 
さてさて、発売から少したってしまいましたが、「アントレ2015年夏号」のレビューをやっておこうと思います。
 
 
「成功」と「失敗」の文字がいくつも並ぶ表紙。
 
 
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表2はLAWSON、ですね。
 
65歳で6店舗を経営する女性オーナーさんが登場。この方58歳でLAWSONに加盟して、7年で6店舗まで拡大。5年後11店舗で年商20億を目指す!という素晴らしい目標設定。5年後は70歳、ですから。
 
LAWSONは昨年から65歳まで加盟可能!になっており、シニアの加盟希望者を集めています。健康の問題もあり、かなりバラつきは出ると思いますが、昔から70超えて元気に働く商店街の爺さん、婆さんなんて結構いたわけですから、成功する人もいるでしょう。
 
 
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表4(裏表紙)はこのところかなり拡大している印象の丼の丼丸、ですね。
 
フランチャイズの公募開始から約3年で199店舗、ですから、かなりのスピード展開と言えます。外食FCとしては比較的投資が軽い、ということもありますが、2店舗目の開業資金を本部が無担保・無利子で融資する、という制度が後押ししていると思います。
 
 
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今回はこの丼の丼丸の他にも、フーズジャパンの「とろ麦」もカラーページに広告を出しています。
 
このところ外食FCの募集が積極化してきた気がします。外食FCは個人の脱サラ起業、というところからみると初期投資がネックになるのですが、アベノミクス効果で政策金融公庫の融資が積極化していることもあり、選択肢に入ってきている感じ。ただ現在、外食業界は深刻な「人手不足」があるわけで。
この「人手不足」問題がどこまで続くのか?これは「外食FC」で起業するかどうか?の大きなポイントになりますね。
 
 
 
 
そして、トップからのダイレクトオファー、のコーナーはヒーローズ武田塾!今回はマンマチャオはお休みです(笑)。
 
 
ヒーローズは本部鈴木社長とナンバーワンFCジーの松田社長が、ガッチリ握手して「共存共栄」。
 
 
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この「共存共栄」は「イコールパートナー」と同様に、フランチャイズ加盟開発においてよく使われる言葉です。が、意外と「始めだけ」で終わってしまう場合が多いことも事実。
 
共存共栄」の関係は、言うは易く、継続するのは難し。なので出会って6年たつこの二人の「共存共栄」は価値あるのです。
 
 
そして、武田塾。林社長の選挙ポスター的顔写真と「字ばっか」の2ページ。
 
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実はこのページ、今回もアントレの審査部とギリギリのやりとりをしながらつくってます。今回が3回目になるこのトップからのメッセージ、的広告ですが、実情を話すとなかなか書きたいことを書けない、んですね。
 
前々回は「(加盟数が少ない)この段階のFCは危険だ、と思われる方は他FCへどうぞ」と言ったり、前回「加盟校ワースト3を毎回説明会で発表してます」なんて少々過激なことを書いていることもあり、今回編集部から目をつけられる形でさらに厳しいチェックが(笑)。
 
林社長としては全てをオープンに話し、それでも響く人が来て欲しい、という考えなんですが、アントレ編集部側は、とにかく「他と違ったあまり奇抜なことをやって欲しくない」んですね。
 
似たような広告がたくさん並んでいれば、反響も平均化される。そこでつく「差」はフランチャイズの内容の差である、というふうにしたいんでしょう。
 
横並びにさせて、「どこもソコソコ反響がありますよ」というのが雑誌の商売としての繁栄につながる、というのは分からないでもない、ですが、こちらもカンタンにその手には乗りません、ということで(笑)。
 
 
そういう視点でみると、このカラー企画ページは、FCの理念的なものを少し書いて、あとは社長の顔がデカデカと、みたいなところが多いですね。
 
こことか!ワイズコーポレーション、染谷社長の、ど迫力(笑)。
 
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こことも!在宅医療マッサージ、飯田社長の、あたたかい笑顔(笑)。
 
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う〜ん。
 
確かに「社長の顔」というのは何かが伝わってきます。
 
この人と一緒に仕事をしたいか、FCで言えば、この人にロイヤルティーを一生払い続けてていくと腹をくくれるか、という意味で、顔は大事な気もします。
 
 
が、しかし、顔写真と理念ちょこっと、でカラー2ページ広告はもったいない、ですね。竹村的にはリクルート社を儲けさせるだけ、としか思えません(笑)。
 
 
なので、武田塾のカラー広告は今後も、「文字ばっか」広告でありのままを語り続けてよう!編集部に屈するな!と林社長と話しています。
 
 
おっと、長くなってしまいました。
 
特集記事の中の「フランチャイズ開業資金別カタログ」と「人で失敗しない9つの鉄則」の2つについて、少しふれたいと思いますので、また「その2」で。
 
 
本日はこんなところで。